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宇野千代

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宇野千代は山口県出身の小説家、随筆家であり、多才で知られ、編集者、着物デザイナー、実業家を歴任した。14歳で従兄藤村亮一と結婚したが短期間で解消した。東郷青児、北原武夫、梶井基次郎など多くの著名人との恋愛関係もあり、その波乱な生涯が多くの作品の中で描かれている。

何もしないで、いい男が現れるのをじっと待っているよりは、何回失敗してもいいから結婚なさい。やらない人よりは、やった人のほうが偉いんです。
最も身近な人を幸せにすることは最も難しいことであり、それ故に最も価値のあることである。
書けないのは、書けないと思ったから書けないのだ。書けると信念すれば書けるのだ。
うまくいっている夫婦というのは、お互い言いたいことを言っているように見えても、言うべきことと、言ってはいけないことをちゃんとわきまえている。
幼い頃、大人たちからたくさんの愛をもらって育った子どもは、大人になった時、真に人を愛することができる。逆に愛薄く育った子どもは、生涯愛に飢えて生きる。
人生は行動である。
芽は手当次第でどんどん伸びる。伸びない、などとは夢にも思ってはならない。伸びる、伸びる、どんどん伸びる。
一歩を踏み出した人間にはすでに過去は消え、目の前には洋々たる道がひらけてくるのです。
今、あなたのうえに現れている能力は氷山の一角。真の能力は、水中深く隠されている。
失恋って、当の本人は苦しい苦しいと言っているけれど、本当は終わった恋をいつまでも思い出して楽しんでいるようなところがあると思う。本当に苦しいなら、一秒でも早く忘れる努力をするはずだから。
小説家はパン屋や八百屋と同じ商売なのよ。あなたは小説家が特別なものと思っているところが作家として未熟なのよ。
欠点は隠すものではなく利用するものです。
頭で考えるだけのことは、何もしないのと同じである
書けないと思ったから書けないのだ。失恋すると思うから失恋するのだ。世の中のすべてが、この方程式の通りになると、ある日、私は確信した。
陽気は美徳、陰気は悪徳。
男は、男らしいことをしている間は、決して堕落しないものです。
忘れること、それが最上の治療法であり、恋人との愛をつなぐエチケットです。
自然な気持ちで生きるということ、それは健康に生きるということと同じ意味です。「自然流に生きる」ということが実行できるようになれば、長生きの免許を手に入れたようなものなのです。
おしゃれをしない人間は、泥棒より醜いと思います。
どんな人も美しくなれるし、才能を持っているのよ。自分は美しい、才能があると、そう思うことが大事です。
陽気は美徳、陰気は罪悪。挫折はあなたをたくましくする。
わたしの失恋は、いつでもとても派手なんです。最大限に表現するということです。自分ひとりきりで、それはそれは眼も当てられないほど、わァわァ騒いで泣くのです。蒲団にしがみついて一晩中、芋虫みたいに転げまわったり、セミみたいに柱につかまっておいおい泣いたり。
仕事は楽しんで続けるのが鉄則である。どんな仕事も天職になる。
十七、八年間、ぴたりと一行も書けなかった私が、ある日、ほんの二三行書いた。書ける。ひょっとしたら私は書けるのではあるまいか。そう思った途端に書けるようになった。