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マクシム・ゴーリキー

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マクシム・ゴーリキーはロシアの社会主義リアリズムの手法の創始者であり、社会活動家でもあった小説家、劇作家である。10歳のときに両親を失い、肉親がいない中で、話が上手だった祖母に育てられた。彼は小説『母』や戯曲『どん底』、そして革命を予告したとされる散文詩『海燕の歌』などの作品を残した。

人間を想う喜び、それを、人々が味わうことは実に稀なのだが、これこそ地上最大の喜びなのである。
明日何をすべきか分からない人は不幸である。
どんな些細な勝利でも、一度自分に勝つと人間は急に強くなれるものである。
すべて物事には終わりがある。したがって、忍耐は成功を勝ち得る唯一の手段である。
金は我々にとって母親でもあるが、また、我々の死でもある。
他人に自分を誉めさせてもいいが、自分の口で自分を誉めるな。
それ自体の民族哲学が生まれていない国、もしくは喪失した国、従って、外部からの影響を受けやすい国に、左翼は悪魔のように巧みな嘘で誘い、自己の足場を見つけてしまう。
この人世は、いわば校舎と教科書のない学校である。私はこの人世という大学から学ぶことが多かった。私にとって、この人世は、“私の大学”である。
知らないということは、発展しない、前進しないということにひとしい。
人にいいことをしなかったのは、悪いことをしたのと同じだ。
どんな人間でも金で買収されないものはないが、問題はその金額だ。
簡単に言えば、夫婦というものは鎖で結ばれた徒刑囚なのだ。だから夫婦は足並みをそろえて歩くようにしなければならない。
人間は、自分のうちになんらの優れた点も感じられないと、ときに自分の劣悪さを切り札として出すことを思いつく。
性格が丸いのは、あんまり世間の荒波にもまれすぎたんで、それで丸くなっちまったのさ。
人間は哀れむべきものではない。尊敬すべきものだ。
嘘は奴隷と君主の宗教だ。真実は自由な人間の神様だ。
仕事が楽しみなら人生は極楽だ。仕事が義務なら人生は地獄だ。
青年よ、知恵と誠実さを身につけよ
信じるのだ。こんなちっぽけな人間でも、やろうとする意志さえあれば、どんなことでもやれるということを!
真の美というものは、真の知恵と同じく、大変簡明で誰にも分かりやすいものだ。
人生にはふたつの形態しかない。腐っているか、燃えているか。
そりゃあ、人生はひどいもんさ。だけど、どんなにひどくても、自分でそれを投げ出すほどにはひどくないと思うよ。
人間の魂は好きなことの中に在(あ)る。
月は自分の光で輝いているのではない……と知ったとき、私は大変嬉しかった。
人間というやつは、自分の隣人が良心を持つことを望んでいるんだ。つまり、誰でも良心なんか持っちゃ損だという訳なんだ。
人間は誰でもみんな、灰色の魂を持っている。だから、ちょっと紅(べに)をさしたがるのさ。
行動を言葉に移すよりも、言葉を行動に移すほうがずっと難しい。
もしも人間の価値がその仕事で決まるならば、馬はどんな人間よりも価値があるはずだ。馬はよく働くし、第一、文句を言わない。
自分で自分を尊敬できるような生活をしなければならない。
仕事をして稼いだものは、どんなものでも気持ちのいいものである。仕事の苦労が多ければ多いほど、その快感もひとしおである。
名誉心や良心なんてものは、権力や勢力を持っている奴らにだけ必要なんだ。
才能とは、自分自身を、自分の力を信じることだ。
人間は今日も働いて食べた、明日も働いて食べた、そうやって自分の一生を毎年毎年働いて食べ続けるだけだったら、そこに何か立派なことがあると言えるでしょうか?
貧乏人の写真が新聞に載るのは、何か悪いことをしたときに限られる。