キケロ
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マルクス・トゥッリウス・キケロは、ローマ政治家、弁護士、文筆家、哲学者であった。彼はラテン語でギリシアの哲学を紹介し、プラトン、アリストテレス両者の教えを受け入れ、懐疑主義的な新アカデメイア学派を作り出し、そして『義務について』という著作を残し、ルネサンス時代も称賛され、モンテスキューやカントなどから多大な影響を受けた。
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怒りのさなかにあっても自分の激情と舌とを制御し続けることができ、このうえなく激しい感情の動揺のさなかでもそれの爆発を押さえて黙っていられるというのは、全く英知の、とは言わぬまでも、少なくとも普通以上の精神の強さを証すものだ。