道元
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道元は鎌倉時代初期の禅僧であり、曹洞宗の開祖としても知られている。大久保道舟が提唱した説では、京都木幡の木幡山荘にて、内大臣の源通親の父と太政大臣の松殿基房の娘の藤原伊子の母との間に生まれた幼名を信子丸という。道元は、禅宗の心学を書物の形式で伝播するほか、南宗大師である坐禅一門を開祖として、禅宗の学問・実践・伝統を確立した。
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この生死は、すなはち仏の御いのちなり。これを厭(いと)ひとてすてんとすれば、すなはち仏の御いのちを失はんとするなり。これにとどまりて生死に著(あらわ)すれば、これも仏の御いのちを失ふなり。厭ふことなく、慕ふことなき、このときはじめて仏のこころにゐる。