サミュエル・ジョンソン
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サミュエル・ジョンソンは18世紀イングランドの文学者で、詩人、批評家、文献学者として知られ、『英語辞典』の編集で有名になった人物である。生前から「文壇の大御所」として名高く、警句から「典型的なイギリス人」と呼ばれることもあった。父親は小さな書店主であり、家が貧しかった彼はオックスフォード大学の学費がかさみ、故郷に戻り教員になる。その後20歳年上の未亡人エリザベス・ポーターと結婚した。
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花の咲く野の土をいくら掘っても、黄金の鉱脈は隠されていないが、荒野の下にはしばしば発見される。それと同様に、人生もその外観だけでは判断されがたい。悲哀と憂愁とが錦の衣をまとっていることもあれば、暗黒な不幸の喪服の下から、希望と幸福の眸(ひとみ)がのぞいていることもある。
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自分が悲劇を書けなくとも、(他人の書いた)悲劇をののしることはできる。自分でテーブルが作れなくても、悪いテーブルを作ったといって大工を叱ることができるであろう。テーブルを作るのが、自分の仕事ではないのだから。