誰もが一つは、得意分野を持っているものだ。この世界は三十万以上の職業があるといわれているが、そのすべてが自分に合わないなどということはないのである。

人間は、自分が心から望んでいるものを達成する脳力がある。なぜなら、自分にそれを達成する脳力がないもの（＝対象）は、本当に欲しいとは思わないからだ。人間には、自分の脳力以上のものは欲しがらないという自動制御装置のようなものが身体に備わっている。

時間を有効に使い、すべては自分の責任であることを理解することが大切だ。最終的には、自分の時間をどう使い、何をやり遂げるかは、すべて自分にかかっている。

一つのテーマについて一日に一時間ずつ時間を使い、それを五年間続ければ、その人はその分野のエキスパートになれるだろう。

私たちは、つねづねこうなりたいと望んでいるものになれる。

もし、時間を有効に用いれば、（知力・技術・才能と同様に）それも非常に有利に働くだろう。なぜなら、千人に一人も、時間を最大限有効に使っている人はいないからだ。

「妻は自分にふさわしい人間か」などと考える前に、「自分は妻にふさわしい人間か」と考えてみたまえ。お互いに違った面があるから価値があるのだ。

すべての物事には、それにつぎ込んだ努力にほぼ等しい成果があるものだ。自分の知力と技術と才能をちゃんと用いれば、それは我々の生活に違いをもたらす。