ゲーテ
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ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテは18世紀後半から19世紀初頭にかけて、ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者、政治家、法律家として活躍したドイツを代表する文豪である。その膨大な作品の中には『若きウェルテルの悩み』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』、叙事詩『ヘルマンとドロテーア』、詩劇『ファウスト』などがある。彼の文学活動は大きく3つの期に分けられ、初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、25歳のときに出版した詩集『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中に名を轟かせた。
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さて今度はただちに内部へ向かうがよい。内部におまえはひとつの中心を見いだすだろう。気高い人ならそれを疑うようなことがない。そこには法則が存在するはずだ。そして自立した良心こそ、お前の道徳の昼を照らす太陽なのだ。
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思案なんぞいっさいやめにして、一緒に世間へまっしぐらに飛び出しましょう。あえて言いますが、瞑想なんかする奴は、悪魔にとりつかれ、枯れた草原の上をぐるぐる引きまわされる動物みたいなものです。その周りには美しい緑の牧場があるのに。
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どれほど深く苦悩にひたっていようとも、きみはやはり青春の幸に生まれた身。勇気をふるいたまえ、敏捷なすこやかな歩みに。友情にかがやくあかるい空へ歩をはこび、思いやりのある善き人々の中にあるのを感じたまえ。そのとき、生の晴れやかな泉がきみに湧き出てくれますように。