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ヘロドトス

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ヘロドトスは、古代ギリシアの著名な歴史家です。「歴史の父」とも呼ばれる彼は前484年頃-紀元前425年頃に生活しました。彼が書いた『歴史』は古代の歴史書の中で最古とされ、バビロニア、エジプト、アナトリア、クリミア、ペルシアなど古代史研究で基本的な史料となっています。

女というものは、下着とともに、恥じらいの心をも脱ぎ去るものだ。
急ぎは失敗の母である。
何が起こるか恐れてビクビクしながら何もしないでいるよりは、半分は悪い結果に終わっても、潔く勇敢に危険を冒したほうが良い。
もし人が常に真面目であろうとし、決して自分に楽しみやくつろぎを少しも許さないとすれば、その人は頭がおかしくなるか、知らないうちに情緒不安定になっているだろう。
同情されるより、ねたまれる方がいい。
弓は使う時には引き絞るが、使わぬ時は緩めておくものだ。
酒を飲めば、言葉に羽が生えて、傍若無人に飛び回る。
人間は環境に依存し、人間に依存するものにあらず。
うぬぼれは愚か者につきものだ。
弓は、使うときだけ引き絞る。絶えず引き絞っていたら、つるが切れてしまうだろう。人間の場合も変わらない。いつもまじめ一方、勤勉一方で、冗談や馬鹿げたことには一顧も与えずにいれば、知らず知らずのうちに気が狂うか、すっかりだれて疲れてしまうか、そのどちらかだ。
中傷される人間は二重に傷つけられる。第一に、中傷を言う人間によって、第二には、中傷を信ずる者によってである。
嫉妬は人間に生まれつき具(そな)われるものなり。
この世でなにが悲しいといって、自分がいろいろのことを知りながら、無力のためにそれをどうにもできぬことほど悲しいことはない。
平和の時には子が父の弔いをする。しかし戦い(=戦争)となれば、父が子を葬らねばならぬのじゃ。
人間の運命は、自分の魂の中にある。
行為を決断する人間は、だいたい、勝利をもまた得るものだ。
莫大な富を持つ者は、しばしば不幸である。中程度の財産しか持たぬ者は幸福に恵まれる。
人間死ぬまでは、幸運な人とは呼んでも幸福な人と申すのは差控えねばならない。幸運が幸福とは限らないからだ。
同じ国民の中での確執は、戦争が平和より悪いのと全く同じくらいに、戦争よりもまだ悪い。
偉大な行為は普通、大きな危険を冒して達成される。