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東山魁夷

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東山魁夷は、日本の画家、版画家、著述家で、昭和時代を代表する日本画家の一人であり、風景画の分野では国民的画家といわれる。1908年に神奈川県横浜市の海岸通で生まれ、兵庫県立第二神戸中学校(現:兵庫高校)を経て、東京美術学校(現:東京芸術大学)の日本画科へ入学。帝国展の入賞をきっかけに有名になり、第2回日独交換留学生としてドイツのベルリン大学(現:フンボルト大学)に留学、国内外で多くの展覧会を開催、文化功労者や名誉市民などの名誉を授かった。

私にとって絵を描くということは、誠実に生きたいと願う心の祈りであろう。謙虚であれ、素朴であれ、独善と偏執を棄てよ、と心の泉はいう。
私は生かされている。野の草と同じである。路傍の小石とも同じである
若いときに苦労をするのは薬だとよくいわれているが、それは結果的に見てのことであって、苦労は薬というよりも毒であると私は思う。ただ、毒にあたっても、なんとか耐え抜いた身心は免疫性ができるというか、苦労に対して強くなる。
不遇の時代が長いほど、自分の中に蓄積されるものは大きい。
普通の風景も、心が純粋になれば生命にあふれる。