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桂三枝

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6代目 桂 文枝(かつら ぶんし)は、日本の落語家、タレント、司会者。上方落語の名跡「桂文枝」の当代であり、大阪府大阪市大正区で生まれ育ち、社団法人上方落語協会第6代会長、特別顧問などを務めている。吉本興業所属。自らの個人事務所である三友事務所にも籍を置く。演奏する出囃子は三枝時代『おそ付け』『喜撰くずし』、先代から継承し『軒すだれ』など。定番ギャグは「いらっしゃーい!」として知られている。

幸せとは形あるものではない。人間自身が発する熱やエネルギーみたいなものではないでしょうか。そしてそれは、必ず人間の根っこから出てくる。だからこそ幸せを感じるためには、いつも根っこに目を向けていなければならない。それを見失ってはならないのです。
自分の人生が完成することなどあり得ない。例えば定年を迎えたからといって、それは人生の完成でも何でもない。双六の「あがり」ではないのです。サラリーマンだった経験を生かして、自分の人生の完成を目指していく。その過程にこそ生きる熱と幸福感が生まれてくると私は思っています。
人としての根っこは、いつの世も変わらないものだ。それは親子や夫婦の情であったり、兄弟や友達の絆であったり、あるいは他人を思いやる優しさであったりというものです。そんな根っこの部分を見失わない限り、どんな時代であっても人は強くなれる。また、それを見失っては人は生きてはいけないのです。
ロマンがなくても生活はできるでしょう。でも、そこには幸せの熱が感じられない。