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コンラート・ローレンツ

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1903年、ローレンツはオーストリア・ハンガリーのアルテンベルクに生まれた。両親は、セルマ・ラーゲルレフの『ニルスの不思議な冒険』を読んで育まれた彼の動物への愛情に、驚くほど寛容であった。ウィーン大学で医学を学び、同大学で動物学を学ぶ。父の意向で1922年に医師となったが、余暇には動物学の研究を続けた。刷り込みの分野で先駆的な研究を行い、動物行動学の現代科学の基礎を築いた。1973年にノーベル賞を受賞し、息子のトーマス・ローレンツは物理学者である。

一匹のアメーバでさえ、見方によれば太陽系の数百倍も複雑である。
擬人化という言葉があるが、あれは全く逆で、我々人間に残っている動物的な面を動物が見せてくれているのである。
個体と個体の結びつき、個体間の友情が見られるのは、種内攻撃の高度に発達した動物の場合だけであり、それどころか、このような結びつきは、攻撃的な種類の動物ほど堅いのである。
人口過剰、生活空間の荒廃、人間同士の競争、感性の衰滅、遺伝的な退廃、伝統の破壊、洗脳されやすさ、核兵器。
決して壊れない信仰はない。真に信心深い犬の信仰を除いて。