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アンリ・ド・モンテルラン

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アンリ・ド・モンテルランは、フランスの作家であり、パリの貴族の家系に生まれ、第一次世界大戦に志願し、クロワ・ド・ゲールを受け、1920年処女小説『朝の交代』を発表した。聖十字聖母マリア学校で学び、18 - 19世紀の慈善事業家・経済学者ジャン=バティスト・ド・モンティオンによって創設された。

女性はどこから見ても低劣であり、女性固有の領域においても全く無能力であるにも関わらず、依然として女性が幅を利かせているのは、結局は男性が愚鈍だからである。
勇気のない天才なんて、私は想像できない。
女性が結婚するのには大きな理由がある。しかし、男性が結婚する理由は一つもない。群棲欲が彼らを結婚させるだけのことである。
人間というものは、あまりにも安易な、あまりにも快い方法で時間を消すと、嫌気がさしてくるのである。しばしば人の言うことであるが、人間はもはや欲望のない平衡状態に、もしくはある一つの基準状態に達すると、一種不快な気持ちにとらわれるものである。
別離は人を和解させる。
憂鬱。貧しい魂にもできる、ちょっとした贅沢。
女は恋の限界なしと雄弁に主張する。男は恋に限界がありと唱(うた)う。
人間は運命に挑戦する。一度はすべてを提供し、身を危険にさらさなければ、代償として、大きな幸福と大きな自由は得られない。
不幸はほとんどの場合、人生に対する誤った解釈のしるしである。
夫婦げんかをするのは、お互いにしゃべることが何もないからだ。夫婦げんかは、二人の時間つぶしの一方法なのだ。
自分の生活に何かを加えて、あるいは何かを減らして、自分の生活を変えてくれる相手でない限り、その人を愛することはできない。
些細なことでは男が女に譲歩し、大きなことでは男が頑張ってほしい、と女は男に望むものである。
女性にとって満足のいくただ一つの運命は、幸福な結婚である。
不幸な結婚の半数は当事者の一方が憐憫の気持ちからする気になった結婚です。
男女達の友情は、音楽とそれを生み出す楽器との関係です。つまり、男女間の友情は音楽なのです。
夢想は不満足から生まれる。満ち足りた人間は夢想しない。
男性は感覚が満足させられたあとでは女性に興味を持たない。女性がこのことを初めて知った日こそ彼女の悲劇の第一日だ。
批評家が作家を侮辱する。人々はそれを批評という。作家が批評家を侮辱する。人々はそれは侮辱だという。
人が軽蔑する事柄に成功することは、立派なことだ。それには、他人と自分とに打ちか克たねばならないからだ。
宗教は人類の性病である。政治は人類のガンである。
結婚した男は、金銭の問題を別としても、必ず相手に一つの贈り物を与えたことになる。なぜなら彼女は生命にかけて結婚を欲していたのだし、彼の方は、あまりそれを欲していなかったのだから。