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佐藤富雄

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佐藤富雄は、北海道北見市出身の自己啓発書作家であり、大脳・自律神経系と人間の行動・言葉の関連性を研究した学者です。東京農業大学および早稲田大学を卒業し、医学博士、農学博士を取得しました。また、スピール・ハーレ大学(ルーマニア)の教授やルーマニア名誉領事も務めました。

ワークとジョブは違う。つまり、仕事と作業は違う。これは、人を使うときでも、自分自身にとっても、非常に大切なことである。ワークとジョブの違いを理解しなさい。
一度できあがった自己像も変えられるのです。意識的に思い描く望ましい自己像が、これまでの自己像よりさらに強烈なものであればあるほど、驚くほどすんなりと、新しい自己像が過去の自己像に代わります。
「余裕がない」とか「とても無理」という言葉は、人生上の禁句です。
ユーモアを表現するのは何より会話、すなわち言葉の使い方です。したがって、楽しい会話ができるということは、楽しく言葉を使えるということです。
子供は先生が自分をどうとらえているか敏感に感じ取ります。「僕のことを勉強ができると思っている」「特別に親切にしてくれる」「信頼してくれている」と思えば安心感が得られ、先生にちゃんと応(こた)え、先生の期待を裏切らない子供になるのです。このことは学校の場に限りません。家庭でもまったく同じです。
「昔は良かった」と言うかわりに、「今とてもいい」「未来はもっと良くなる」という言葉を選択してください。心のあり方を決定づけるものは、言葉です。言葉の持つ力とはたらきによって、心から「今が、未来が、より良くなる」と確信できるようになります。
自己像は必ず人生を左右します。私たちの現在の姿は、過去に思い描き言葉にしてきた自己像の所産です。未来の姿も現在の考えや言葉によって決められていきます。
異性を意識することが、心にハリを与え、それによって表情も明るくなってくる。いつまでも若くいるための秘訣です。
許せない人間がいたら、まず謙虚に、その人間には自分の窺(うかが)い知れない事情があるのだと解釈し、できる限りその人間を理解するように努めることです。それでも許せないようなら、むしろその人間を自分の意識の中から消してしまうことです。
今が人生の黄金時代、過去に蒔いた種の実りを収穫する時期だ。
輝きへの第一歩は、他人の評価ばかり気にせず、自分を信じることからスタートします。「自分を信じる」ということは、「自分の信念を持つ」ことです。そしてそれが可能になった時、はじめて他人を信頼する勇気が生まれてきます。
人生は思い込みに支配されている。
「ほめ言葉の御利益」というものがあります。きれいだとほめられた人ではなく、ほめた人のほうが美しくきれいになるという摩訶不思議な現象です。自律神経系は、人称の区別がつきません。主語を解さず、すべて言葉を発した当事者のこととして読み取ります。ですから、まわりにいる人をほめまくっていると、ほめ言葉の影響により、自分自身がどんどん美人になっていけるのです。
口ぐせは意識や思考を反映したものであると同時に、意識や思考を形作っていく。
愛することは、愛されること以上に大きな充足感と幸福感をもたらします。
人が「できない」のは、「やろう」と心に強く決めていないからです。本気で決心したときには、もうできたも同じなのです。心に決めたものがあるときには、もう実践の第一歩を踏み出しているものです。
人生では、目の前の現実がどうであるかよりも、その現実をどう受けとめ、どう解釈するかのほうが、はるかに重要な意味を持っている。
(使う)言葉が考えをつくり、ひいては人生を支配する。
自然や季節の移り変わりに敏感な日本人独特の心情は、(自然や自然現象の)微妙な違いを言い表す表現方法や、語彙の豊富さによって培われたものです。
ホラとは、常識ではちょっと考えられないような、スケールの大きい発想や願望のことをいうのです。
無用な夫婦喧嘩を避けるには、(自分が)言われて嫌だと思う言葉を使わないことです。
パーティーでどんな会話をし、出席者の耳をどれだけ楽しませるか、自分の周囲にどれだけの人を集められるか。それが国際人として通用するかどうかの一つの目安ですが、それにはユーモアセンスを磨かなければなりません。
触れたり、しっかり観察していないものは、リアリティーの伴った想像になり得ない。
許せないという感情を抱いている人間は、その感情によって心的状態を悪くし、免疫力を下げ、人生そのものを暗くしている。
ドキドキするような人生を生きろ!
(願いや夢に関する)言葉を口に出すということは、必死になるため、その気になるためのいちばんの方法です。
生まれつき美貌に恵まれた女性であっても、何かしらコンプレックスを持っています。いや、美人と評判の女性ほど、多くの不満やコンプレックスに悩まされているものです。
ため息は心を削るカンナかな
(使う言葉において)肯定語と否定語のバランスは、肯定語が多ければ多いほど望ましいものです。特に、自分自身を言い表す言葉のすべてが肯定語で構成されている人は、言葉の使い方がとても上手な人です。「こういう自分でありたい」「こういう人生にしたい」というイメージがはっきりあります。それにふさわしい良い言葉を口にし続けていると、本当にその通りに現実を動かしていけます。
本当に好きなものを発見するには、何度も見たり触れたりしなければならない。
子どもにとって遊びが重要な意味を持つのは、手足や全身を思い切り使うことにより、脳と体の成長が一段と促進されるからです。
着るものに気を使わないのは、自分に対してあまり関心がないのと同じことです。おしゃれをしない、身だしなみに気を配らないというのでは、いくら自分をよくしようと思ってもだめなのです。
挑戦者だけが成功者になれる。
体験、情報、知識を増やすことと、想像体験を豊富に持つことで、(語彙が豊富になり、)想像力の限界を突破することができるのです。
相手を罵倒したり、傷つけたりするような言葉を放つと、それを言った当人がいちばんダメージを受けるのです。
まさに「言葉は心の使い」です。言葉は人の心を表現する使いのようなもので、表現された言葉を聞けば、志の高い人か卑しい人かがわかります。
(ユーモアセンスを身につけるには)日常生活のなかで、いかなる事態が起きようとも、自分を客観視できる余裕を持つことです。感情のおもむくままに泣いたり、騒いだり、怒ったりばかりでは、ユーモアは決して育ちません。
いつも人に親切にしている人は大吉、人に親切にされている人は小吉。
口ぐせは一種の自己暗示。だから日頃口にする言葉、口ぐせは、決して事実でなくてもかまわない。
物事を楽観的に受けとめ、考えていける人は、たとえ逆境にある時でも「何とかなるさ」と楽天的にかまえ、実際に何とか乗り切ってしまう力があります。
時間を制す者が、人や世の中まで制す。
体に刻み込む、体感する、回路をつくる、体質化する、それが習慣化へのプロセスです。
最近の若者たちの(言葉の)表現力は乏しくなっています。その理由は若者たちが、世代の違う人間とのつきあいをあまりしなくなったからでないかと私は思っています。
意識的に良い言葉を選び、自分自身に良い影響を与えていくことです。「私は運がいい」「良いことは長続きする」「私の夢は必ず実現する」そう言って毎日を楽しく過ごすことこそ、(夢をかなえる仕組みである)自動目的達成装置の機能をアップさせます。
「魅力的ないい女」というのは、いわゆる美人顔か、そうでないか、ということとはまったく関係がありません。心の内側から輝くものがあるかどうかの問題なのです。
自尊心とは本来、自己への慈しみの念です。自己満足とは正反対の、自分が未完であることを認める認識です。自尊心があるからこそ、自分自身や人生を大事にしていきたいという向上心もわきます。自尊心がなければ、学びもいらないし、成長もどうでもよい、つまりほったらかしで良いのです。
(自分の)能力、容姿、金銭は、その人が考えた通りのレベルにしか到達しないものです。それを超えていきたいと望むなら、さらに大きな望みを抱き、よりすばらしい自己像を思い描くことです。
愛することは大吉、愛されることは小吉。
子供のころの遊び残しが、年齢を重ねて余裕が生まれたときに意味をもってくる。すべてが子供のころの残像なのです。
どんな人にも通じる「究極の口ぐせ」は、「これでいいんだ」という言葉。つまり、起こったことは、すべてこれでいいんだと受け入れるのです。
人生とは、良い思い出づくり。
ユーモラスな会話ができるということは、人の心を解きほぐし、明るくするような言葉を自在に使いこなせるということです。
楽天思考の法則1──自分に起きることは、いかなることも自分にプラスになることである。
常に肯定的で楽観的な心を保つために、口に出したほうが断然良い言葉があります。美しさ、新鮮さ、大きさ、やさしさ、親密さ、偉大さ、寛大さを感じさせる言葉の数々です。「今とても幸せだ」というひとことも、とても効き目があります。
「君には無理だ」という言葉に耳を貸すな。
健康も長寿も口ぐせから。
良くできた小説には一つの世界が構築されており、それを読むことはその人間ドラマに自分が参加することです。
ニコニコ暮らせ、その日その日を!
小説を読むことには、実生活では決して体験できないようなことを体験できるというメリットがあります。それが実体験ではなく疑似体験であっても、私たちの脳細胞に与える影響は実体験と大差ありません。
容姿は、女性にとって最大の自信のもとになります。それだけに、「私は魅力的ないい女である」と思い込むことは大きな意味を持っています。
人間を他の動物から区別している最大の特徴は「考える」ことにありますが、考えるとは「言語によって抽象化する作業」と言い直すこともできます。
想像力は無限ですが、実際に想像する場合は、自分自身が持っている体験、情報、知識の制約を受けています。
三角よ、角がとれて丸くなれ!
(そこにいない人についての)悪口や陰口は、調子よく言っているうちに徐々に気分が重くなり、あたかも悪口を言われた当人のような気分になり、自己嫌悪に陥ってしまいます。
愛と感謝は、使えば使うほど増えていく“心のエネルギー”なのです。
口ぐせが人生を作る。
立派な宗教の教えが、人生に良い結果をもたらすのは、人の心を癒やす良い言葉を口ぐせにするからです。
「自分はこの程度でいい」「そこそこで満足だ」と、小さな考え方をしていた自分に、まず気づいてください。そして、大きな大きな夢を語り、自分の意識を広い世界に向けて解放していきましょう。
相手をやり込めるような言葉をぶつけると、その場はスカッとしたような気になります。しかし、人が発した言葉はすべて自律神経系によって読み取られ、ダイレクトに当人に返ってきます。
「とても無理だ」と最初から否定するのではなく、「難しいかもしれないが、とにかくやってみよう」と、とりあえず肯定することで解決の糸口が見えてきます。
欲望という言葉は、欲が深いとか、強欲という言葉を連想させるので、あまり歓迎されません。しかし、夢やロマン、希望、期待は私たちの欲望や欲求がその源泉になっています。
本を読んで涙を流すほど感激したとすれば、それは実生活で感動して涙を流したのと何ら変わることはないのです。
子供のころにたくさんの夢をもっていると、大人になってからでも、自分の可能性をその中から探すことができるのです。
成功の手だて、しくみはあなたの中にある。
「自分はこういう人間」という自己像は、すべてあなたの「思い込み」です。自分は「明るい性格」、あるいは人にもそう思われていると単に思い込んでいるだけで、確たる根拠に乏しいものです。
人の現在の姿というものは、その人の口ぐせの産物といっても過言ではありません。なぜなら、その人の人生はその人の考え方によってつくられており、その人の考え方はその人の(使う)言葉によってつくられているからです。
楽天思考の法則2──自分に起きることは、いかなることでも自分で解決できることである。
自分が本当にやりたいこと、楽しみたいことというのは、その動機は子供のころにつくられている。
最晩年の人生を彩るのは思い出。良い思い出に浸れれば、お金がなくても孤独でも、人生の最終章を充実して生きられる。
(ユーモアあふれる会話ができるようになるには)まず、楽天的で楽しい言葉の数々を、豊富にストックすることです。
夫婦喧嘩で本当のストレス解消はできない、むしろストレスはたまっていく。
(楽天家であるためには)過去のことは、自分にとってすばらしかった経験しか思い出さない。未来についても、希望に満ちた楽しいことしか想像しない。そして、山ほどある夢や希望、これからやってみたいことについて、どんどん人に話すのです。
(口にする)言葉を自己管理していくことで、自分の意識をコントロール下におくことができます。
人生で大切なものは、トキメキよ。ときめいていると、女はいくつになっても美しくなれるの。肌の柔らかさも透明感も、心がつくりだすものなのよ。だから私はいつも恋をしていたい。たとえ相手がいなくても、恋してるって言っちゃえばいいのよ。
ワクワクするような楽しいことに夢中になっていると、脳はベータエンドルフィンやエンケファーリンという快楽ホルモンを分泌し、あなたを内側から輝かせます。その顕著な例は、恋愛です。実際の交際にまで発展しなくとも、異性に対してときめくだけでも、実に大きな良い影響を体に与えます。
自尊心は、私たち人間がより良く生きていくための最高の宝です。
「Big Talker」(ビッグトーカー)(=ホラ吹き、大口たたき)であることは、才能のひとつと見なされる。
キレる前に深呼吸
「余裕がない」と言うことは、自分自身の可能性を排除してしまうことと同じです。余裕とは、経済的なことでも、時間的なことでも、体力的なことでもなく、あくまで心的なことなのです。
口ぐせにしている言葉が人生をつくり、(人は)口ぐせどおりの人生を送っている。そして、口に出した言葉の意味を脳のコンピュータが読み取り、全部、自分のこととして具現化しようとする。
幸福も不幸も、あなたの言葉の使い方次第で決まります。
重大な危機や窮地に直面した時、「これで良かった」という肯定的で楽天的な言葉を第一声として発すると、脳は「大丈夫なのだ」と理解し、「これで良かった理由」や「うまくいく方法」を次々と見つけ出してきます。その言葉がきっかけとなって、パニックや不安をおさめることができます。
自分はこんな人間であるという思い込みが現在のあなたをつくっている。
ユーモアは単におかしさとか面白さを表しているのではありません。人間性の一つの側面の現れです。
失敗しないようにと育てられた人間は、失敗したときに決定的なダメージを受けてしまうのです。
ユーモアとは、単におかしさや面白さを表すだけのものではありません。その人間性が自ずと伝わってくるような、温かい精神性あふれる表現こそ、真のユーモアと呼ばれるものです。
語彙を増やすには、体験、情報、知識を増やすことが一つあります。同時にそれらをいろいろ組み合わせて、想像訓練をしてみることです。たとえば、想像上の会話を交わしてみる。想像上の会話なら、現実には絶対に使うはずのない言葉を使うこともできます。そういう経験を積むと、だんだん語彙が豊富になってきます。
想像力を大きくはばたかせるには、語彙(ボキャブラリー)を豊富にすることです。なぜ語彙が大切かというと、意識は言葉によって構成されているからです。
私たちの現在の姿は過去の口ぐせの産物であり、未来(=私たちの未来の姿)もまた、現在の口ぐせによって導かれる当然の結果である。
(夢を実現する上で)大切なのは現状(=可能性)を分析することではない。現実にこだわらず、何事にも束縛されることなく、欲しいものを本当に欲しいと願い、夢を強く心に思い描くことが、すべてを実現可能にしていくのです。