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デール・カーネギー

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デール・ブレッケンリッジ・カーネギーはアメリカの作家・教師であり、有名な『人を動かす』『道は開ける』『知られざるリンカーン』などの有名な著作を残した人物です。彼は貧しい農家の家庭に生まれ、大きなサクセスを収めるまでに苦労し、彼が広く知られるようになる前に建てた多くのコースと本は、今日では世界中で支持を得ています。

仕事が面白い「ふり」をすると、それだけで仕事が本当に面白くなるから妙だ。疲れをあまり感じなくなるし、緊張も解け、心配も和らぐ。
ちっぽけに見える仕事にもためらわずに最善をつくせ。それらを一つ一つこなしていく毎に、実力がついてくる。
幸福を見つける方法。それは、自分の気の持ち方を工夫すること。
現代は演出の時代である。単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え、興味を添えて演出しなければならない。興行的な手法を用いる必要がある。映画、ラジオ、テレビなど、みなこの手法を使っている。人の注意を引くには、これによるのが何よりも有効だ。
幸福は人の地位とか財産には関係がない。まったく自分の考え方一つで、人は幸福にも不幸にもなる。
人と会うたびに何か親切を尽くしてあげることだ。一日が終わったら、自分の親切が何をもたらしたか、よくかみしめてみよう。
相手に本当の興味を持とうと努力すれば、こちらに興味を持たせようと二年間悪戦苦闘の末、やっと得られる友人より、多くの友人が二時間もあれば得られる。
恐ろしくなったら、自分のやるべき仕事のことを一心に考えることだ。すっかり仕事に対する心構えができれば、恐怖心は消え去る。
私はイチゴミルクが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える。
物事をつきつめて考え過ぎないことだ。くだらない悩みは笑いで吹っ飛ばそう。笑って悩みを追っ払うことは、決して不可能ではない。
相手は間違っているかも知れないが、彼自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。だから、相手を非難しても始まらない。非難は、どんな馬鹿者でもできる。理解することに努めねばならない。賢明な人間は、相手を理解しようと努める。
現代生活は忙しい。用件はさっさと述べ、言うべきことを言ったら、そこで話をやめて、相手に話の場を譲るほうがよい。
自然に振る舞う態度ほど、身につけやすいものはない。ただ自分のことを忘れさえすればよい――「こういう風に見てほしい」という気持ちを忘れさえすればよい。
人に好感を持たれたければ、誰に対しても挨拶をすることだ。挨拶ほど簡単でたやすいコミュニケーション方法はない。
過去と未来を鉄の扉で閉ざせ。今日一日の枠の中で生きよう。
今こそ「人生」という素晴らしい冒険をこの地球上で行える唯一の機会である。だから、できる限り豊かに幸福に生きる計画を立て、実行することだ。
ローマ時代の哲学者、エピクテトスによれば、「哲学とは、自分の幸福が外からの事柄にできるだけ左右されぬように心がけて、生きることである」。それゆえ哲学的に生きよう。
私たちは聖者と違って、自分の敵を愛するのは無理かもしれない。けれども、自分自身の健康と幸福のために、少なくとも敵を赦し、忘れてしまおう。嫌いな人について考えたりして、1分たりとも時間を無駄にしないことだ。
親切は相手のことが好きだというしるしであり、相手が親切を受ければ、相手もある程度までこちらを好きになる。
人は自分では知り得ない可能性を持っている。だから人は思ってもみなかったことをやってのけることができる。
何事にも落胆しない、あくまでやり続ける、決して断念しない。この三つが大体において成功者のモットーである。もちろん意気消沈する時はあるが、要はそれを乗り越えることだ。これさえできれば、世界はあなたのものだ。
幸福は自分の内部にある。これを引き出すには、自分の考えと底力のいっさいを注ぎ込むことのできる事柄を実行することだ。幸福になりたければ、自分以外のものに心を打ち込めばよい。
毎朝自分自身に励ましの言葉をかけるなんて、馬鹿馬鹿しい子供じみたことであろうか?そうではない。これこそ健全な心理学の真髄というべきものだ。
(毎時間ごとに)あなたが感謝すべき事柄について自己と語り合えば、心は天高く昇って歌を歌いたくなる。
勇気の5つの心得──2.よく考えてみれば、失望落胆して壁に行き当たった人の多くが、立派にそれを乗り越えてきているのだ。他人にできたことが自分にもできぬはずがない。
失敗から成功を生み出すのです。挫折と失敗の2つは、間違いなく、成功への足がかりなのですから。
恐怖と悩みを克服するには、わき目もふらずに働くことだ!
今日という日は、悩みや後悔の硫酸で腐らせてしまうには、あまりにも貴重な日だ。頭をしっかり上げて、山の渓流に反射する光に、きらきらと考えを輝かせよう。今日という日をしっかり掴まえることだ。二度と帰ってこないこの日を。
もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて福となすことができる。過ちを認めれば、周囲の者がこちらを見直すだけでなく、自分自身を見直すようになるからだ。
幸福は、あなたが誰か、あるいは、あなたが何を持っているかで決まるものではない。ただ、あなたが何を考えるかで決まるのだ。
自分が他人と違うからといって、一瞬にもせよ悲観することはない。あなたはこの世の新しい存在なのだ。
最悪の状態でも人間は希望を失ってはいけない。悪いことが良いことにつながることもあるのだと私たちは信じなければならない。
私たちが自分の身体や電気やガソリン・エンジンの神秘を理解していないからといって、別にそれを有効に利用できないわけではない。祈祷や信仰の神秘を理解していなくても、信仰によってより豊かで幸福な生活を楽しむことはできよう。
はちみつを手に入れたいなら、蜂の巣を蹴り落としてはいけない。
もし結婚生活が暗礁に乗り上げそうになったら、自分の伴侶の好ましいところと、夫や妻としての自分の至らないところを表にして比較してはどうか。人生の転機となるかも知れない。
相手の考え、行動には、それぞれ相当の理由があるはずだ。その理由を探し出さねばならない──そうすれば、相手の行動、さらには、相手の性格に対する鍵まで握ることができる。本当に相手の身になってみることだ。
くだらない人たちは、誰かを批判したり、非難したりすることによって自らを慰めているのだ。
友だち同士の間柄でも、相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものなのだ。
感謝する気持ちを子供に植え付けるためには、私たちがまず感謝の気持ちを持つ必要がある。
己の周りに己より賢い人物を集めた男、ここに眠る。
機会を逃すな。人生はすべて機会である。一番先頭を行く者は、やる気があり、思い切って実行する人間である。
敵を許し、さっぱり忘れるためには、自分自身より無限に大きいものに心を打ち込むことである。そうすれば、侮(あなど)られたり憎まれたりしても大して問題ではなくなる。自分の信ずるもの以外は、念頭になくなるからだ。
人から押しつけられた意見よりも、自分で思いついた意見のほうを、我々ははるかに大切にするものである。とすると、人に自分の意見を押しつけようとするのは、そもそも間違いだといえる。暗示を与えて、結論は相手に出させるほうが、よほど利口だ。
子供の大望を聞いて笑ってはいけない。子供にとって、笑いはからかいを意味することが多く、からかいほど心を苦しめるものはない。
まあ一ぺん ニッコリする習慣をつけてみたまえ。きっといいことがあるはずだ。
相手の名前を覚える秘訣。相手と話しているうちに、何回となく相手の名前をくりかえし、相手の顔の表情、姿などといっしょに、頭のなかに入れてしまうこと。
人は誰でも、他人よりも何らかの点で優れていると考えていることを忘れてはならない。相手の心を確実に掴む方法は、相手が相手なりの重要人物であるとそれとなく、あるいは心から認めてやることである。
責任をとって仕事をする人間は、会社、工場、その他どんな社会においても、必ず頭角を現す。責任ある仕事を歓迎しよう。仕事の大小を問わず責任を果たせば、きっと成功する。
起こりうる最悪の事態とは何か」と自問すること。
笑顔は、疲れた者にとっては休養、失意の人にとっては光明、悲しむ者にとっては太陽、悩める者にとっては自然の解毒剤となる。
勇気の5つの心得──3.あくまで勇気を失わなければ、今まで自分を抑え続けてきた力を一転して、失意から抜け出す力に転化できる。
人を動かす秘訣は、自ら動きたくなる気持ちを起こさせることである。
自分のほしいものが手に入らなければ、自分が今持っているものに対して感謝することだ。些細なものが手に入らないからと愚痴を言わないで、自分には感謝すべき大きなものがあることを常に考えるべきだ。
最悪の事柄を受け入れてしまえば、もはや失うものはなくなる。裏を返して言えば、どう転んでも儲けものなのだ!
今度、何か手のつけられないような困難に出合ったら、思いきってその中へ飛び込み、不可能と思っていたことを可能にすることだ。自分の能力を完全に信頼していれば、必ずやれる。
他人を矯正するよりも、自分を直すほうが得であり、危険も少ない。
どんなに優秀な頭脳の持ち主であっても、人間は1つのことしか思考できない。ウキウキした気分で何かに夢中になっていながら、もう一方では、悩みのための意気消沈するという2つの状態に、まったく同時に身をおくことができない。1つの感情は、別の感情を追い払ってしまう。
悩み事は、散歩して忘れ去るのが一番だ。まあちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩み事なんか、翼が生えて飛んで行ってしまう。
いいですか。昨日あなたが心配していた明日が、今日なのですよ。
議論に勝つことは不可能だ。もし負ければ負けたのだし、たとえ勝ったにしても、やはり負けているのだ。なぜかといえば──仮に相手を徹底的にやっつけたとして、その結果はどうなる?──やっつけたほうは大いに気をよくするだろうが、やっつけられたほうは劣等感を持ち、自尊心を傷つけられ、憤慨するだろう。
次の六つの心得を守れば、礼儀正しさの習慣を身につけることができる。1.相手の話には熱心に耳を傾ける。2.相手の話に口をはさまない。3.初対面の人の名前はすぐ覚えて、できるだけ使う。4.もし相手の言い分が間違っていても、そっけなくやりこめるのはよくない。5.自分のほうが偉いといった態度を見せない。6.自分の考えが間違っていれば、素直にあやまる。
あなたは一番好きな仕事をやっているだろうか?もしやってなければ、今すぐ手を打つことだ!自分の仕事が好きでなければ、本当の成功は望めない。多くの成功者は何度も他の仕事で失敗を重ねて、やっと自分のやりたい仕事を見出している。
人前ではいつもにっこりするよう心がけるだけでも、けっこう役に立つ。微笑みかけられた相手が幸福になり、その幸福がブーメランのように、こちらへはね返ってくるからだ。相手の気分がよくなれば、こちらの気分もよくなり、間もなく笑顔が本物になる。
宗教は、砂嵐が吹きすさぶ人生の中に平和のオアシスを創造する助けとなってくれる。
自分のしていることが正しいと信ずるなら、何ものにも自分の仕事を妨げさせてはならない。世界の最大の事業の多くは、一見不可能に見える仕事の障害を克服することによって成し遂げられた。要は仕事を成し遂げることだ。
どうすれば物事に熱中できるだろうか。まず自分の手がけている事柄のどんな所が好きか自分に言い聞かせて、嫌いな部分は捨てて、さっさと好きな部分へ移ることだ、それから夢中になって行動する。誰かに自分の好きな部分について聞かせてやる。なぜそうしたことに興味があるのか、教えてやる。
勇気の5つの心得──1.本当に勇気があるかのように振舞う。こうすれば元気が出てきて、「自分だって、あれくらいのことはできるのだ」という気になるから妙だ。
人のまねをするな。自己を発見し、自己に徹しよう。
人間は自分の名に非常な誇りを持っている。
相手を腹の底から笑わせることができれば、友人になる道が開ける。相手が一緒になって笑うのは、いくらかでもこちらが好きな証拠だ。
忘恩は雑草のごとく自然である。感謝はバラのようなものだ。それは肥料を施し、灌水(かんすい)し、培養し、愛しかつ保護してやらなければならないのだ。
過去を建設的なものにする方法は、天下広しといえども、ただ一つしかない。過去の失敗を冷静に分析して何かの足しにする──あとは忘れ去ることだ。
もし不安を克服したいのなら、家で座って思いに耽(ふけ)っていたりするな。外に出て走り回れ。
もし親切で、寛大で、幸福で、自分のプラスになる事柄だけを考えるよう心がければ、心の中のどこにも憎しみなどは起こらない。そして人生は満足感で満たされるようになる。
失敗は成功の母である。落胆と失敗は、人を確実に成功に向かわせる二つの試金石である。この二つを自発的に研究し、何か今後に役立てられることを掴み取ることができれば、これほどプラスになるものはない。過去を振り返ってみよう。失敗が成功の助けになった場合があるはずだ。
まず確かな事実を手元に集めることだ。公平な目にありとあらゆる事実を集めないうちは、問題に手も触れないことにしよう。
ちょっとした心がけ一つで、この世全体が少しでも幸福になる。一人ぽっちの人や意気消沈している人を見かけたら、その場で二言三言、優しい言葉をかけてあげよう。たぶん明日になれば、そんな親切をしたことは忘れてしまうだろう。だが親切にされた者は、あなたの言葉を一生胸に抱き続けるだろう。
人間の最も悲劇的な本質のひとつは、誰も彼もが生きることを先延ばしにしたがることだ
優柔不断は疑いと恐怖心を生み出し、行動は勇気を生み出す。恐怖心を克服するには、家に閉じこもってくよくよしていては駄目だ。外へ出て仕事に精を出すことだ。
相手を重要人物として扱い、誠意を持って協力を要請すれば、敵対者もまた友人にすることができる。
精を出して脇目もふらずに働く。これがこの世で最も安価な、そして最上の健康薬である。
チャンスが目の前に現れた時にこれを掴む人間は、十中八九成功する。不慮の事故を乗り越えて、自力で自分のチャンスを作り出す人間は、百パーセント成功する。
幸福になるための心得。5.女性の場合、家の中をきちんと整頓し、常に美しくしておく。
やるべきことは、どの考え方が自分にとって自然であるかを見出し、その考え方に従うことだ。
真に心の平安を得るには、正しい価値判断ができなければ駄目だ。
恨みを抱くな。大したことでなければ、堂々と自分のほうから謝ろう。頑固を誇るのは小人の常である。にっこり握手して自分の過ちを認め、いっさいを水に流して出直そうと申し出てこそ、大人物である。
「安全第一」を守っていては、あまり遠くへボートを漕ぎ出せない。
悩み事は次の三段階の解決策によって克服することだ。1、まず最悪の事態を考えてみる。2、どうしても避けられないとわかったら、あっさり覚悟を決める。3、次いで、気を落ち着けて、事態の改善に取りかかる。
幸運は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸運を見逃すな。
たいていの者にありがちな問題は、せっかくこちらへ向かってくるチャンスに、目を閉じてしまっていることだ。チャンスを自分で探し求める者はごくまれだし、チャンスを見逃して痛い目に合ってもまだ目を閉じている者が多すぎる。
解決策が得られるまで、問題をありとあらゆる観点から考える。だが問題が解決したら、もう二度と気にしないことだ。
運命がレモンをくれたら、それでレモネードを作る努力をしよう。
命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある。
分別と忍耐力に支えられた炎のごとき情熱を持つ人は、一番成功者になれる資格がある。
一日中礼儀正しく朗らかな気持ちで仕事をすれば、一日中腹を立てて仕事をした時よりも、夜寝る時の疲労がずっと少ない。にこにこ朗らかにしていれば緊張がほぐれる。疲れるのは仕事のせいではない。心の持ちようが悪いのである。
商談にはとくに秘訣などというものはない。ただ、相手の話に耳を傾けることが大切だ。どんなお世辞にも、これほどの効果はない。
なぜ自分の愛犬をしつける時に用いるのと同じ方法を、人間に応用しないのだろう。なぜ鞭(むち)の代わりに肉を、批評の代わりに賞讃を用いないのだろう。
まず相手の長所をほめる。それから徐々に相手の欠点を教えてやればよい。この方法を用いれば、会社、工場、家庭で効果があり、妻に対して、子供に対して、両親に対して、ほとんど世界中の人間に対して効果がある。
仕事に興味を持つと人生の楽しみが二倍になる。起きている時間の約半分は仕事をしているのだから、仕事が楽しくなければ、人生は不幸になる。仕事が面白くなれば悩みは忘れるし、いつの日かは昇進や昇給も実現するかも知れない。少なくとも、疲労は最低限度に抑えられるし、余暇がずっと楽しく過ごせる。
毎日、誰かの顔に喜びの微笑が浮かぶような善行を心がけよう。