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長与善郎

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長與善郎は、日本の有名な小説家、劇作家、評論家であり、白樺派の中心的存在になりました。東京帝国大学文学部英文科に入学したが、関東大震災で退学した後に活躍しました。人道的な作品で知られ、『項羽と劉邦』や『青銅の基督』、『竹沢先生と云ふ人』などがあります。

人道主義は正義を目的とする。正義は真の意味での平等、自由を欲し、不正義に対する真の審判である。
世の荒い波風よ。一つ思い切り俺をたたき据えてみよ。俺は自分がほん物の鉄か、まがい物の鋳物か、知りたいのだ。
奇麗な靴を穿いている者は心して泥濘(ぬかるみ)をよける。だが一旦靴が泥にそまると、段々泥濘を恐れなくなる。
驕(おご)るものは心ではなく、小さな頭脳である。
とにかく僕は何か一つの道に徹底したいよ。差し当たり僕はどうもその事を願わずにはおられない。
凡人は既成の社会にできる丈(た)け自己を適合させることを以って自己の天職と考え、天才は自己に社会を適合させることによってそれを開拓する。
おれは弱すぎる。なぜこう人を求めるのか。あとで必ず後悔することがわかっているくせに。
人間として一方弱いところがなかったら、人生はわからないでしょう。