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大林宣彦

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大林宣彦(おおばやし のぶひこ)は昭和13年1月9日生まれ、2020年4月に亡くなった日本の映画監督で、従四位、旭日中綬章を受章していました。映画監督に転身した前に、広末涼子主演の「踊る大捜査線」や、押井守主演の「GHOST IN THE SHELL」の脚本を担当した脚本家としての著名な業績があります。妻は映画プロデューサーの大林恭子、娘の大林千茱萸は映画感想家を担当しています。

他人のように上手くやろうと思わないで、自分らしく失敗しなさい。
母のしわは、子育て日記そのものだ。私を一所懸命に育ててくれた、その喜怒哀楽のすべてが刻まれている。私の成長を喜んだり、ときに厳しく叱ったり、そして心配してくれたり。そんな母と私の歴史が深く刻まれている。
ひとは、ありがとうの数だけかしこくなり、ごめんなさいの数だけうつくしくなり、さようならの数だけ愛を知る。
歯を食いしばって、汗を流して、努力して、夢に向かって一生懸命挑戦する。本当に辛い辛いものだけれども、それに耐え切ることで充実感を持つ、というのが青春の作用なんです。
限られた時間の中で出会える人の数は、出会えない人の数よりずっと少ない。だから、出会った人をどれだけ大事にするかですね。
恋愛とは好意的誤解のさいたるものである。
人間……クローズアップで接していては心の中まではなかなか読みとれません。少し視点を引いて、フルサイズで見れば相手の気持ちも見えるようになってきます。
世の中はいつの時代も矛盾に満ちています。特に若い人たちは矛盾に敏感ですが、そこから逃げてはいけません。その矛盾に立ち向かってこそ、自分の人生を作ることができるんです。
青春というと、明るくて楽しくて、というふうに(人は)思っていますが、本当は青春って、辛いものなんです。
お年寄りのしわが醜いなどと言うのはとんでもないこと。人生の日々の思いが刻まれたしわほど自然で美しいものはありません。
無くしてはじめて、私たちは当たり前の幸福に気づかされる。
幸福に生きる秘訣は、自分のいちばん好きなことをして生きる、ということに尽きる。
夫婦であっても、プライドを傷つけることは言ってはいけない。たとえ彼女が言ったことにムカッときても、言い返したらおしまい。話しているうちに自然に納得できると、スポーツをした後のような快感を味わえる。それが賢く生きるということ。賢さは訓練です。
ギャラはその人の才能に対する社会的な評価だから、僕はいつも最高のギャラをくださいと言います。もし予算がなければ、値切られるかわりに最高のワインで仕事をしましょうと。
当たり前の幸福は、失ったときにはじめてその大切さがわかる。
人間は生まれる時代も、場所も、自分で選ぶわけにはいきません。いつ、どこにいてもそこで幸福になれないようでは駄目です。