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ラプラス

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ラプラスは18世紀のフランスの数学者、物理学者、天文学者です。彼の重要な貢献は、統計力学、数学原理の証明と発見にあります。彼は独自の方法を用いて複雑な現象を記述し、分類し解決しました。

人生最大の問題も、確率論の問題みたいなものに他ならない。さらに、はっきり言ってしまえば、我々の知識のほとんどすべては、確率的なものだと言える。
我々が確実に認識できるはずの、小さな対象の範囲内でも、あるいは数学においてさえも、真実をつかむ主な手段──帰納法や類推法──は確率に基づいている。
9個の記号を使い、それらに形による意味の他に、書かれる位置による意味を与えることによって、すべての数を表そうとする考えは、きわめて簡潔で、そのためこの考えがどれほど素晴らしいものであるかが、理解しにくいほどである。
確率論は本質的に、常識を計算法の形にしたものに他ならない。我々の公正な良識は、しばしば、はっきりわからないことがあると、言わば直観としてそれを受け止める。だが、確率論はそれを正確に評価せよと言うのである。
数学においても、真理に達する主要な手段は、帰納と類推である。
計算になじまないような分野においてさえ、確率論は、判断を正しく導くきわめて確実な見通しを我々に与え、しばしば道を誤らせる錯覚から身を守ることを我々に教えてくれる。
確率論以上に我々の考慮に値する学問はなく、これを国民教育の体系に組み入れることは、きわめて有益である。