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レミ・ド・グールモン

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レミ・ド・グールモンは、知的な哲学的発想を表現する才能を持つフランス人の詩人、作家、批評家である。彼はバゾッシェ=オ=ウルムにあるノルマンディーで長男として生まれる。10歳のとき、その家族は隣のマンシュ県に移り住んだ(彼はクタンスで学んだ)。それからカーン大学で法律を学ぶことを決意したが、彼の親から芸術を重要視することを学び、文学と女性の交際に明け暮れた。1883年にパリに出、そこで国立図書館に勤務したが、革命的な詩を書いて上司から嫌われ、1891年に辞職された。その後、ロマン主義の書物を多く書いている。

財産は、それを所有する人々を他の人たちよりも幸せにするがゆえに攻撃されるのではない。財産が攻撃されるのは、それが少数の幸せを少し増すからである。
人間というものは、結局は消化器と生殖器とから成り立っているのだ。
未来の世代の幸福のために現在の世代の幸福を犠牲にする政策は、自殺政策である。というのは、自己の完成をなし得ない人類は、際限ない、しかも、無益な犠牲を続ける結果になるであろうから。
一貫した生命の流れには、元来始も中も終もない。今日在るところのものは、かつて在ったものから来ており、将来あるべきものは、今日あるものに起因するであろう。そこには出発点も休止点もなく、生命は生命より生れ、また永遠に生命を生んでゆく。それが生命のなすべきところであり、なさんと努めるところである。
今日、若い女性たちの間で身につく欠点は、彼女らがあまりにも財産に対していだいている憧憬の念よりも、むしろ財産を持っていることを見栄にする、という悪趣味にある。
みんなが知っていることを知っていても、何も知らないのと同じことである。
男が女を愛する第一の条件は、その女が自分の気に入るかどうか、ということである。ところが女にあっては、もう一つの条件がいる。それは、自分の選択が他人に気に入られるかどうかということである。
男は恋を恋することから始めて、女を恋することで終わる。女は男を恋することから始めて、恋を恋することで終わる。
悪徳は恋のようである。人はそのためなんでも犠牲にする。