セネカ
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ルキウス・アンナエウス・セネカは、ユリウス=クラウディウス朝時代のローマ帝国の政治家、哲学者、詩人であり、父親の大セネカ(マルクス・アンナエウス・セネカ)と区別するため小セネカ(Seneca minor)とも呼ばれる。第5代ローマ皇帝ネロの幼少期の家庭教師として、また治世初期にはブレーンとして支えた。ストア派哲学者としても著名で、多くの悲劇・著作を記し、ラテン文学の白銀期を代表する人物と位置付けられる。
何であれ伝え方や行い方次第で、その事柄の価値そのものが大きく変わってくる。これは人の世話をする場合によく当てはまる。とげとげしい気持ちでいやいやながら世話をすれば、親切な行いも固くなったパンみたいなものになる。
いかに多くの者が光を見る資格がないか。それでも夜は明ける。いかに多くの者が、この世に生まれたことを嘆いているか。それでも自然は新しい子孫を生み、この世に存在しなかったことをむしろ望んだ者たちをも、存在せしめている。