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式亭三馬

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式亭三馬は江戸時代後期の地本作家で薬屋、浮世絵師、滑稽本『浮世風呂』『浮世床』などで知られる。浅草の版木師である父のもと、幼少の頃から読書を好み本石町の地本問屋翫月堂掘野屋仁兵衛方に住み込み出版界の事情を知り、成人後に戯作者へと歩み始めた。

いずれサ、他人の飯をたべねばネ、他の想像がございませんのさ。
必ず好い男を持ちなさんな。好い男だと思ったのも其(そ)の当座ばかりさ。
心ある人に私(わたくし)あれども、心なき湯に私なし。譬(たと)へば、人密かに湯の中にて撒屁(おなら)をすれば、湯はぶくぶくと鳴りて、忽(たちま)ち泡を浮かみ出す。