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7代目立川談志

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七代目立川談志は、落語家であると共に政治家としても活躍した有名人です。古典落語に広く通じるほか、講談、漫談なども得意としていました。落語立川流を率いる家元としても知られており、「江戸落語若手四天王」と呼ばれていました。

落語は人間の業(ごう)の肯定である。
よく「芸を盗む」とかいうが、あれは嘘だ。盗む方にもキャリアが必要だ。時間がかかるんだ。教える方に論理力がないから、そういういいかげんなことを言うんだ。
文化レベルの低い所ほど、こういう立派な会館建てるんだよな。
酒は人間をダメにするものではないのです。人間は駄目なものだというのを確認させるために、酒は存在しております。
小言というのは、己の「不快感の瞬間的発散」であって、「教育」とは違う。
国境問題と宗教問題のない国の政治家なんて、屁みたいなものです。
一緒になって同意してくれる仲間がいれば更に自分は安定する。
「努力とは何?」「バカに与えた夢!」
馬鹿はとなりの火事より怖い。
尊敬されて、仕事があって、発想も、状況を把握できる頭脳もまだある。それを幸せと言わずして何というか。
鳥もちとへ理屈は、どこにでもひっつく。
現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿という。
「執着」「執念」というのが、「好きの虫」のすんでるところです。
賢い奴は何も言わなくても解(わか)ってる。馬鹿は言っても解らない。
よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいといったところで仕方ない。現実は事実だ。
何の職業でもいいのだけれど、そうなれる資格、レベルに自分をもっていく道筋がどうもあやふや。好きなことをやり、それで食えるようになりたい、だからそこに向かって賢明になるはずが、現代はアルバイトで食えてしまう。それは楽なごまかしになっていくのではないだろうか。
考え抜いてやることを悪知というんだ・・・そして感じたものをそのまま実行するのを英知という・・・。
学問の量にしがみつくな。
落語は人間の小ささを大切にする。始末の悪さ、愚かさをそのまま語る。こういう人間の業(ごう)を肯定してしまうところに、落語の物凄さがある。
「未来とは何?」「修正できると思っている過去!」
イイ奴とは自分に都合のいい奴である。
(自分が)いろんなことをやっているのは、すべて寄席に客を呼ぶためだ。
本来なら相手に並び、抜くための行動、生活を送ればそれで解決するんだ。しかし人間はなかなかそれができない。嫉妬している方が楽だからな。
夫婦はエゴイズムのバランスが取れてれば最良。
己が努力、行動を起こさずに対象となる人間の弱みを口であげつらって、自分のレベルまで下げる行為、これを嫉妬というんです。
努力して良くなるなら、世の中みんな良くなってるはずですよ。
人間の会話や行為や心理の不完全さをどう表現するか。これを表現するには、技芸もさることながら、演じる側の人間の広さが問われるんです。“不完全さを出す”という技芸が必要になるんです。そこまでできる人間の広さや視点や“ぶれ”がもてるか、ですよ
天狗になるくらいでなきゃあ駄目じゃないかと思ったね。青臭いかもしれないけど、天狗になってるときの芸は威勢がいいんですよ。
快適さを精神において追求するのが文化で、物質に頼って求めるのが文明である。
尊敬されて、仕事があって、発想も、状況を把握できる頭脳もまだある。それを幸せと言わずして何というか。
人間は自分を安心させるためにいろんなところに帰属するし、他人を見る時どこかに帰属させることで安心します。
「学問とは何?」「貧乏人の暇つぶし!」
己に自信の無い奴が常識に従う。
人生なんて食って、寝て、やって、終わり。