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上杉謙信

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上杉謙信(うえすぎけんしん)は戦国時代に越後国(今の新潟県)を支配した武将・大名で、関東管領と呼ばれた越後国を統一したほか、関東や北信、北陸地方(越中国以西)に度々出兵した。同時に藝術家としても活躍、越後百川を彩り、作品を多く残している。

昔時の名将は、暑日に扇をとらず、寒日に衣をかさねず、雨の日に笠を用いずして、士卒への礼とす。
心に怒りなき時は、言葉和(やわ)らかなり。
我は兵を以(もっ)て戦ひを決せん。塩を以て敵を屈せしむる事をせじ。
心に曇(くもり)なき時は、心静かなり。
死なんと思えば生き、生きんと戦えば必ず死するものなり。家を出(いず)るより帰らじと思えば又(また)帰る。帰ると思えば亦(また)帰らぬものなり。
心に私なき時は疑ふことなし。
心に誤りなき時は人を畏(おそ)れず。
勝つといえども驕(おご)るなかれ、敗れるといえども怖(おそ)るべからず。
心に貪(むさぼ)りなき時は、人に諂(へつら)ふことなし。
四十九年 一睡の夢 一期(いちご)の栄華 一盃(いっぱい)の酒
戦場の働きばかりで知行を多く与え、人の長としてはならない。
心に堪忍ある時は、事を調(ととの)ふ。
心に勇ある時は、悔やむことなし。
上策は敵も察知す。われ下策(げさく)をとり、死地に入って敵の後巻(=後援)を断たん。
心に自慢なき時は、人の善を知る。
心に迷ひなき時は、人を咎(とが)めず。
心に驕(おご)りなき時は、人を敬ふ。
心に物なき時は心広く体泰(やすらか)なり。
心に孝行ある時は、忠節厚し。
争うべきは弓箭(ゆみや)にあり、米・塩にあらず。
莫大の働きをしてその名隠れ埋(もむ)るとも、心を証(あかし)とすれば、則ち恨(うらみ)なし。
死中生在り、生中生無し。
生を必(ひっ)するものは死し、死を必するものは生く。