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梅棹忠夫

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梅棹忠夫は、日本の生態学者、民族学者、情報学者、未来学者であり、国立民族学博物館名誉教授、総合研究大学院大学名誉教授、京都大学名誉教授である。1963年に発表した「情報産業論」はセンセーションを巻き起こした。1964年には自身を中心とした私的研究会「万国博覧会を考える会」を発足し、小松左京が万博に参加するきっかけを作った。アフガニスタン、東南アジアなどを実地踏査し、「文明の生態史観序説」を発表した。他の著書に「知的生産の技術」などがあり、日本における文化人として知られる。'

生きるうえで大切なことは、できないことはできないということです。いくらやりたいと思っても、できないことはありますからね。しようがないですよ、これは。
雑用ができないというのは、今日においては、研究能力がないというにひとしい。
本というものは、なるべくなら、読まずにすませたらそれに越したことはない、というのがわたしの本音である。
事務能力はないが研究はすぐれているというのが、ある時代は「超俗的な学者のイメージ」として尊重された。しかし、現代ではそういうポーズをとって、事務的な仕事を回避しても、他人は勝手なわがままだと思うだけである。
できないことを何とかしようとするよりも、できることを楽しんだ方がいい。できることのなかに、結構たくさん楽しいことがありますから。