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アベ・プレヴォ

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アントワーヌ・フランソワ・プレヴォ・デグジルは、1697年にフランスのエダンに生まれ、カトリック教会の聖職者として働いた。彼はイエズス会学校で学び、後に軍に入隊したり外国に逃亡するなどの経験をした。その後、彼は小説家として活躍し、特に『マノン・レスコー』という作品が有名である。この作品は、彼自身の人生経験をもとにしているとされ、18世紀のフランス文学において重要な位置を占めている。彼は1763年に死去した。

時はその使い方によって金(きん)にも鉛にもなる。
運の悪いということは、諦められるものである。自分の失敗ではない分だけ、時が経てば忘れられもし、悲しみも薄らぐ。
愛し合う恋人同士にとっては、宇宙全体が祖国ではないか。
経験というのは誰にでも自由に与えられる権利ではない。それは「偶然」が与えてくれた特権なのだ。
自分の妻、自分の賭け金、自分の財布を除いてなら、友人に何でも打ち明けてよい。
恋よ、恋よ、お前は永久に智慧(ちえ)とは融和しないのだろうか。
心から愛する恋人のどんな気まぐれにも、眼をつぶって飛び込んでしまうのが恋する人の常である。そうでない人がもしあったら私はお目にかかる。
恋は富よりもはるかに強い。けれど恋はその力を借りなければならない。
経験というヤツが年齢のかわりをするんだ。
ともかく、恋愛はいい先生だ。運命が我々に与える困難など、恋愛が我々に味あわせる快楽には到底及びもつくまい。
恋の力は、身をもって恋を経験する時でなければわからない。