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ベルトルト・ブレヒト

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オイゲン・ベルトルト・フリードリヒ・ブレヒト(Eugen Berthold Friedrich Brecht)はドイツの劇作家、詩人、演出家である。1922年に上演された『夜うつ太鼓』で一躍脚光を浴びた。第二次世界大戦中はナチスの迫害を逃れて各国で亡命生活を送り、戦後は東ドイツに戻り、劇団ベルリナー・アンサンブル(Berliner Ensemble)を設立し、死去するまで活動拠点とした。ブレヒトは政治やマルクス主義との関わりから、役への感情移入を基礎とする従来の演劇を否定し、出来事を客観的・批判的に見ることを観客に促す「叙事的演劇」を提唱した。

英雄のいない時代は不幸だが、英雄を必要とする時代はもっと不幸だ。
知識は、疑うことによって得られる。
観察するには比較することを学ばねばならぬ。比較するには観察しておかねばならぬ。観察によって知識はつくられる。だが観察するには知識がいる
人生は短く、金(かね)は少ない。
英雄のいない国は不幸だが、英雄を必要とする国はもっと不幸だ。
真理を知らない者はただの馬鹿者です。だが、真理を知っていてそれを虚偽という者は犯罪人だ。
原則は、破られることによって生命を保つ。
死はそれほど恐れることではない。むしろ不十分な生き方を恐れなさい。
平和という奴は自堕落で、戦争になって初めてしゃんとなる。(中略)つまりは、きちんとしとかないと戦争はできないってことよ!
真理というものは、それを理解できる人だけにしか言ってはいけない。
信用というものは求められすぎると種切れになってしまうものですよ。
名言のない時代は不幸だが、名言を必要とする時代はもっと不幸だ。
まず食うこと、それから道徳。
科学の目的は、無限の英知への扉を開くことではなく、無限の誤謬(ごびゅう)にひとつの終止符を打ってゆくことだ。