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『バガヴァッド・ギーター』

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『バガヴァッド・ギーター』は、インドのヒンドゥー教の聖典のひとつであり、パーンダヴァ軍の王子アルジュナと、彼の導き手であるクリシュナとの間で織り成される対話が描かれた叙事詩である。その中でアルジュナが兄弟、親族を二分したパーンダヴァ軍とカウラヴァ軍から正当化される戦争への直面を乗り越える過程を、700行(シュローカ)の韻文詩からなる聖典として知られている。

他人の完璧な仕事より、自分の不完全な仕事の方が優る。自分の本務に死ぬのは優れ、他人の仕事をするのは危難をもたらす。
人間は信念によって作られる。信じるように存在するのだ。
避けられないことを嘆いてはいけない。
生まれたものに死は必ず来る。死せるものは必ずまた生まれる。避けられないことを嘆いてはいけない。
自己は欠陥がなく平等である。
海は川が次々と流れ込んできて、いつも満たされつつあり、しかも静かです。それと同じように、次から次へと湧き起こる欲望に踊らされない人だけが、心の平和を実現します。こうした欲望を満足させようと頑張っている人に、心の平和は訪れません。
生まれる前には、存在は人の感覚で明らかでない。生まれてから死ぬまでの間だけ明らかであり、死とともに、また明らかでなくなる。ここになんの悲しむべきことがあろう。
人は自分をおとしめるのではなく、自分自身の心によって、自分を高めなければならない。心は魂の友であり、また敵でもある。