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ダランベール

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ジャン・ル・ロン・ダランベールは18世紀フランスの哲学者、数学者、物理学者であり、百科全書派の知識人の中心者でした。母は「百科全書」の編集にも貢献し、著名人、知識人、上流貴族らを集めたサロンをサントノレ通り界隈で開かれていました。産まれてすぐに母によってノートルダム大聖堂の北側に隣接したシテ島のサン=ジャン=ル=ロン教会の近くで育てられました。

厳密さは、最も自然で最も直線的な方法を伴っている。
人間の本性を詳(つまび)らかにするには、理性によるほかはない。
演繹法は、厳密であればあるほど、いっそう理解しやすい。なぜなら、正確さというのは、すべてをより簡単な原理に帰着させることだからである。
幾何学は実際的な論理学であると見なすことができる。なぜなら、幾何学で扱われる真理は、きわめて簡単明瞭で、論理のための法則として用いるのに、何よりも適しているからである。
原則を立てる際に、わかりやすさと厳密な正確さのどちらの特質を優先させるか、という問題がある。明らかに、この問いかけそのものに正しくない前提が含まれている。というのも、厳密な正確さには、おそらくわかりやすさが欠けているだろうと仮定されているが、実はその逆も成り立つからである。