エルバート・ハバード
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『ガルシアへの手紙』は、自発性と職務への誠実さの価値をつづったアメリカ合衆国のヒットセラーエッセイ。1899年にエルバート・ハバードによって記された。元となったのは、米西戦争の直前にアメリカ兵アンドリュー・ローワン中尉がウィリアム・マッキンリー大統領から「広大なキューバの山々のどこかにいるが誰もその所在を知らない」キューバの反乱軍のリーダー、カリスト・ガルシア将軍への手紙を届けたという逸話。ローワンは、自助努力をやり遂げ自らを評価しながら、職務への愛嬌と情熱を見せつけ彼の功績を評価された。このエッセイでは、その評価を脚色している。'
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潮がさっと引く時は、再びさっと入って来る前ぶれである。見通しが実際は好転しかけている時が、一番お先真っ暗に見えるものだ。一見絶望と見えるものでも、今少し頑張れば、今一押しすれば、輝かしい大成功が待ち受けているかも知れない。
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やりたいことをしっかりと心の中で決める。そして、まっしぐらに目標に向かって突進する。大きなすばらしいことをやり遂げたいと考え、それを絶えず念頭に置く。すると、月日のたつにしたがって、いつのまにか、念願を達成するに必要な機会が自分の手の中に握られていることに気がつくだろう。
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激しい口調で性急な言葉を吐くのは愚かであるが、それを文章にするのはさらに一段と愚かである。人から失礼な手紙を受け取ったら、すぐペンを取って、十倍も失礼な返信を書く。両方とも(受け取ったら)くずかごに投げ入れるだけなのに。