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灰谷健次郎

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1934年10月31日に兵庫県神戸市で誕生した内容鮮やかで詩情ある児童文学作家の灰谷健次郎である。高校を卒業後、兵庫学芸大学を卒業し、小学校教師としての勤務を開始する。しかし、1962年に『笑いの影』で糾弾を受け、その後兄の自殺や母親の死などの事件を重ね、意味を見失う。1971年に小学校教師を退職すると、沖縄など一部の地域を放浪した。1974年に『兎の眼』で児童文壇にデビューし、ミリオンセラーとなった。

あなたの知らないところにいろいろな人生がある。あなたの人生がかけがえのないように、あなたの知らない人生もまたかけがえがない。
人を愛するということは、知らない人生を知るということだ。
人の仕事はこれまで色々学ばせてもらったことへのお礼。いつも人の役に立っているという心棒がなければそれは仕事ではない。
仕事が深ければ深いほど、いい仕事であればあるほど人の心に満足と豊かさを与える。
人間の優しさや楽天性の通らない社会は、何処(どこ)かに大きな病巣を抱えているものだ。人間の犯す罪の中で最も大きな罪悪は、人が、人の優しさや楽天性を土足で踏みにじることだろう。
知らなくてはならないことを、知らないで過ごしてしまような、勇気のない人間になりたくない。