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ハリール・ジブラーン

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ハリール・ジブラーンはレバノン出身の詩人、画家、彫刻家である。1883年1月6日にレバノン北部の山間部の村ブシャッレに生まれた。母親と兄1人・妹2人を連れて1895年にアメリカ合衆国のボストンへ移住した。その後、アラビア語の高等教育を受け、母親の兄の助力もあり、1904年にボストンに有名なデイツマン・アカデミー(Deering High School)卒業した。1931年にニューヨーク市で没した。

あなたは(自分の子どもに)愛情を与えても、考えを与えてはならない。なぜなら、彼らには彼らの考えがあるから。
相手の本音は自分に打ち明けたところにではなく、打ち明けられなかったところにある。だから、もし相手を理解しようと思うのなら、相手が言ったことにではなく、言わなかったことに耳を傾けなさい。
もし本当に死の精髄を見たければ、生の実体に向けて心をいっぱいに開きなさい。なぜなら、川と海が一体であるように、生と死は一体だからである。
互いに手をつなぐ時にも間をあけよう。
あなたの痛みは、あなたの理解を閉じ込めている殻が破れる痛みである。
仕事とは、「愛」を目に見える形に表現することである。
一日一日の生活は君の社(やしろ)、君の宗教だ。
親しい者との間にも距離を置きなさい。
頂上に達したら、新たな頂をめざして、また上り始めればよい。
洞穴で育った木には実がならない。
あなたが働く時、あなたは地球の大切な夢の一部を実現させている。その夢が生まれた時にあなたに割り当てられた部分を、成就させている。
あなたの子どもはあなたの子どもではない。待ちこがれた、生(せい)そのものの息子であり娘である。あなたを経てきたが、あなたから来たのではない。あなたとともにいるが、あなたに属してはいない。
寺院の柱は離れ離れに立ち、樫と杉はお互いの仲に育つことはない。
人は、夜の道を通り過ぎなければ、夜明けに達することはできない。
信仰は心のオアシスだ。そこへは、思考のキャラバンは到達することはない。
昨日は今日の記憶。明日は今日の夢。
疑惑とは、あまりに淋しくて、信頼が自分の双子の兄弟だとわからない苦しみのことだ。
友情とはいつも心地良いものだが、責任が伴う。友情を機会として利用してはならない。
あなたを救う唯一の道は、他者を救うことだ。
苦しみを選んでいるのは、実は私たち自身なのです。それは、あなたの病んだ部分を癒すために、あなたの内部にいる医者が選んだ苦い薬なのです。ですから、その医者を信じ、文句を言わず、心穏やかに、素直に、その薬を服用しましょう。
あなたは弓であり、あなたの子どもはあなたから、飛びたつ矢である。
あなたは彼ら(自分の子どもに)のために努力はしても、彼らをあなたのようにすることを求めてはならない。なぜなら生(せい)は後戻りしないし、きのうにとどまりもしないのだから。
仕事を愛する気になれず、嫌でたまらないなら、仕事なんかやめて、寺の門前へ座って、仕事が好きな者の施しでも受けるがよい。
愛があなたを手招きしたら、愛に従いなさい。愛のやり方は、厳しく、非情かもしれないけれど。愛があなたを抱きかかえたら、愛に抱いてもらいなさい。翼に隠された剣で、傷つくかもしれないけれど。そして愛があなたに話しかけてきたら、愛の言うことを信じなさい。愛の声は、北風が庭の花を枯らすように、あなたの夢を粉々に砕くかもしれないけれど。
世に最も哀れなる者は、自分の夢を金や銀に変えてしまう人間だ。