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ミュッセ

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アルフレッド・ルイ・シャルル・ド・ミュッセは、19世紀初頭のフランスのロマン主義の作家として著名でした。彼は多岐に渡って詩、小説、戯曲を書き上げましたが、最も有名なのは、サン・ドニで騒動を巻き起こした戯曲『ヴェネチアの夜』でしょう。その後、彼は特に演劇分野でロマン主義演劇の先駆者として知られた。また、女流作家ジョルジュ・サンドとの出会いを経て執筆した小説『世紀児の告白』なども有名です。

人の世にはただ一つだけ神聖な、崇高なものがある。それは(男と女という)こんなにも醜悪な二つのものの結びつきなのだ。
経験とは、人々が自分の愚行と悲哀に与える名前である。
私の盃は大きくはないが、私は、私の盃で飲む。
女は影のようなものだ。後を追いかければ逃げる。こちらが逃げれば後を追ってくる。
埃(ほこり)は羽より軽く、風は埃より軽く、女は風より軽い。
恋をするのは下戸が酒を飲むようなものである。飲み過ぎてはいけない。
経験の与えた一つの棘は警告の最も厳しいものの全部にも値する。
他人のなした悪をゆるすことは、弱い人間にとって大いなる努力であっても、少なくとも人を憎むという悩みより脱せよ。ゆるすことができなければ、せめてはその悪を忘れよ。
男はみんな嘘つきで、浮気で、にせもので、おしゃべりで、偽善者で、高慢かそれとも卑怯(ひきょう)で、見下げはてた者であり、情欲の奴隷だ。
人はしばしば恋に欺かれ、恋に傷つき、不幸にもなる。それでも人に恋するのだ。
女は、すべて裏切り者で、狡猾で、見栄っぱりで、物見高く性格が腐っている。
最も不愉快なことは、最大の敵が面と向かって述べることではなく、最良の友が陰でこっそり(誰かに)ささやくことである。
たわむれに恋はすまじ。
恋は空腹で生き、満腹になって死ぬ。
私は何度も苦しんだ。何度も過ちも犯した。でも私は愛した。真に生きたのはこの私なのだ。
私は愚劣さを含ませる黄金の風は大嫌いだ。
苦労こそ人生の真の姿である。我々の最後の歓びと慰めは、苦労した過去の追憶にほかならない。
眠れる……、やっと眠れる。