蜀山人のプロフィール画像

蜀山人

@01gr38hwjtrgsw03x5mpsgt38m

大田南畝は、天明期(1736~1830年)を代表する文人・狂歌師で、牛国を舞台にした「お半翅文書」の刊行者としても知られています。彼は高い支配勘定の職についていながらも、狂歌、洒落本、漢詩文、狂詩、などを積極的に発表し、狂歌三大家(唐衣橘洲・朱楽菅江と共に)の1人として知られていました。'

世の中に人の来るこそ楽しけれとはいうもののお前ではなし
世の中に人の来るこそうるさけれとはいうもののお前ではなし
世の中に 苦はなきものを 我とわが楽を求めて 苦しみぞする
世の中は色と酒とが敵(かたき)なりどうぞ敵にめぐりあいたい
朝もよし 昼もなおよし晩もよし その合い合いにチョイチョイとよし
眼と口と耳と眉毛のなかりせば はなよりほかに知る人もなし
昨日まで 人のことかと思いしが おれが死ぬのか それはたまらん