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アダム・スミス

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アダム・スミスは18世紀のイギリスを中心とした啓蒙時代に生きた哲学者・経済学者で、『道徳感情論』および『国富論』の著書で知られる「経済学の父」として国際的な評価を得ている。彼の大きな影響を受けた18世紀のイギリス社会は「啓蒙の世紀」と呼ばれるかたちで発展を遂げながら、貧困・格差・財政難・戦争といった深刻な社会問題をも抱えていた。

1人の金持ちが存在するためには、少なくとも500人の貧乏人がいなければならない。
人間は仕事がないと、健康を損なうばかりでなく精神的にも退廃する
本当に出席に値する講義には、出席を強制する規律など必要ではない。
人間とは取引をする動物なり。犬は骨を交換せず。
あらゆるものの真価は、それを獲得するための苦労と困難である。
社会の利益を追求するより、自分の利益を追求する方が、社会の利益につながることが少なくない。
大道のそばでひなたぼっこをしている乞食の有する安心感は、もろもろの王様が欲しても得られないものである。
世の中のために働いていると言っている人間で、本当に世の中のために働いている人間を見たことはない。
いやしくても大財産があれば、必ず大不幸がある。ひとりの富者があるためには、五百名の貧者(ひんじゃ)がなくてはならない。
人間は安物買いをする動物である。他の動物はそんなことはしない。
どんな種類の変更も改良も何も望まないほど完全に自分の境遇に満足しきっていることは、おそらくただの一例もないだろう。
最小の労力をもって最大の欲望を満たすことが、人間の経済行為の基礎原理である。
利己心に勝る鞭はない。
科学は熱狂や迷信の毒に対する素晴らしい解毒剤である。
競合社会では、個の野心が公の利益。
健康で、借金がなくて、しっかりした意識があるという幸福以外に、いったい何が必要だというのだ。
慈善は婦人の徳、寛大は男子の徳。
もともと荷物かつぎの人と哲学者とは、番犬と猟犬ほどにも違わない。両者の間に深淵を開いたのは「分業」である。
国家を最下級の野蛮状態から最高度の富裕に達せしめるには、平和と軽い税金と、正義の寛大な執行の他に不可欠なものはほとんどない。
群衆の一員でいることはまったく気楽なことだ。