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ジョージ・ギッシング

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ジョージ・ギッシングは19世紀のイギリスの小説家である。少年時代は秀才で古典教養も深かったが、マンチェスターにあるオーエンズ・カレッジ(2004年にマンチェスター大学に合併)在籍時に、街の女(ネル)と関係を持って恋に落ち、彼女を助けるためにカレッジで窃盗を繰り返し、逮捕・放校されて学者としての人生を棒にふった。一年ほどアメリカで逃亡生活をし、『シカゴ・トリビューン』紙などに短編を寄稿していた。帰国後、ロンドンに出て小説家を目指したが、再会したネルとの最初の結婚は、彼女の売春とアルコール依存症などで失敗した。彼女の死後にミュージックホールで知り合った労働者階級の娘との2回目の結婚もうまくいかなかった。主な作品は、自然主義をベースとした小説で、社会派小説『裏街(The Nether World)』『ニューグレート・ヴァンクー(New Grub Street)』などが有名である。

人々は、お金で貴いものは買えないという。そういう決まり文句こそ、貧乏を経験したことのない何よりの証拠だ。
時の経つのが速いと思うのは、人生というものがわかってきたからだ。
人間とは、自分の不幸不運をぐちってばかりいる動物である。
自分を憐れむという贅沢(ぜいたく)がなければ、人生なんていうものには、堪えられない場合がかなりあると私は思う。