工藤直子のプロフィール画像

工藤直子

@01gr36q1dnjkhtvds5c5pyhy6y

工藤直子は1935年11月2日に台湾嘉義生まれの作家で、童話作家として知られる。お茶の水女子大学文教育学部中国文学科を卒業後、博報堂に入社し女性最初のコピーライターとなる。平易な言葉を用いた子供向けの詩を多数執筆し、1983年に日本児童文学者協会新人賞、1985年に産経児童出版文化賞などを受賞している。

小さな人達と会う時に、その子の良いところをほれぼれして見つけたい。そうすると、みんな花が開いたみたいに、凄くいい物を出してくれますから。
太陽をみあげ(なにはともあれ ともかく)なんてわけもなく つぶやいてわけもなく 安心するのである今日もちゃんと 今日だな と
友情というのは、まるで猫みたいだ。手に入れたいと追いかけまわすと、するりと逃げていく。忘れていると、いつのまにかほっこり膝の上に座っていたりする。
ジンチョウゲが匂いハコベの白い花が咲いていたりするとなんだか「よし! よし!」とうなずいてじつに気合がはいるのである
麦の金いろの穂がゆれアリが荷物をかついで歩いていたりするとなんだか「うん! うん!」とうなずいてじつに張りきっちまうのであるじつにもう なにか・・・なんでもよいから始めたくなるのである
だれかに あいたくてなにかに あいたくて生まれてきた──そんな気がするのだけれどそれが だれなのか なになのかあえるのは いつなのかおつかいのとちゅうで迷ってしまった子どもみたいとほうに くれている