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ラムネー

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18世紀のフランスのカトリックの聖職者・思想家であるフェリシテ・ロベール・ド・ラムネーは、ブルターニュ地方の富裕な船主で貿易商をかね、貴族の称号をもつ父のもとに生まれた。生来体格が悪く病身で、神経質で興奮しやすく憂鬱症でもあったという。ロベール・ド・ラムネーは初めイデオローグ・哲学者に興味を持ち、特にルソーに深く傾倒した。1797年に父とともにパリに赴くと、その地の新聞に一文を寄稿し、1802年には伯父の出した「哲学者評論」に参加した。

希望は万事をやわらげ、愛は万事を容易にする。
王を作るのは人民であり、王は人民のために作られる。だが、人民は王のためには作られていない。
良心は、神がただひとりの裁判官として入れる神聖な神殿である。
ベテン師をペテンにかけるほど愉しいことはない。
学問は、我々がいかほどまで無知であるかを分からせることよりほかには、ほとんど役に立っていない。
愛は花冠に宿る霧の滴のごとく、清純な魂の奥底に宿る。