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中野剛志

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中野剛志は、日本の通産・経産官僚、評論家、思想家である。学位はPh.D.(エディンバラ大学・2005年)。元々は、神奈川県出身のリサイクル業者の実家の下に生まれ、実家近くの攻玉社中学校・高等学校を卒業。東京大学教養学部教養学科第三(国際関係論専攻)卒業後、経産省商務情報政策局消費・流通政策課長、同局大規模小売店舗立地法相談室長、同局物流企画室長などを歴任、現在は京都大学大学院工学研究科准教授となっている。西部邁の私塾・表現者塾を出身として、政治経済に関する著書を数多く発表している。'

ほとんどの(大学の)先生が趣味的な研究に没頭する役立たずで、学生はみな自由放任で遊んでいてもかまわない。そうでないと、凡人には理解しがたい偉業を成し遂げる0.003%の天才を活かすことができないから。大学とは本来、そういう非効率であるべき場だ。
好き放題にやれと言われて、100年後に認められるような成果を出す人間というのが、この世に0.003%ぐらいはいて、われわれ凡人は「そういう人間も必要なんだ」と寛容に認めなくてはいけない。そういう人をどこに置いておくかといったら、大学ぐらいしかない。
研究機関としての大学は、効率性を求めるべき場ではない。時間をたっぷり与えて「好きなことをやれ」と言われたら、ごく少数の、本当に学問が好きで、学問に優れた人間は、自分から勝手に優れた研究を始める。
権威主義も何も一切関係なくて、「とにかく研究させてくれ。 研究費だけ出して、あとは放っておいてくれ」と、それだけ思っている。たぶんそういう人たちが世の中には必要なんです。