マキャヴェリ
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ニッコロ・マキャヴェッリは、ルネサンス期のイタリアの政治思想家、外交官である。1469年5月3日生まれのフィレンツェ共和国の出身で、『君主論』『ティトゥス・リウィウスの最初の十巻についての論考(ディスコルシ)』『戦術論』などの著書を残した。現実主義的な政治理論を創始したルネサンス期の理想主義的な時代において、政治を宗教・道徳から切り離し考えるべきであるという主張をする。
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国家が貧しくして貧弱な褒美しか出せないとしても、賞を出すことをためらってはならない。どんなささやかな褒美でも、善行に対する表彰として与えられるなら、それを受け取る側にとっては、栄誉ある最大の贈り物として重んぜられることであろう。
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決断力に欠ける人々が、いかにまじめに協議しようとも、そこから出てくる結論は、常に曖昧で、それ故(ゆえ)常に役立たないものである。又、優柔不断さに劣らず、長時間の討議の末の遅すぎる結論も、同じく有害であることに変わりない。
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加害行為は一気にやってしまえ。長期に渡って相手を被害状態に置かないように配慮すれば、それだけ相手を怒らせないですむ。これにひきかえ、恩恵を与える場合は、たっぷり相手に味わってもらうように小出しに与えよ。