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乙武洋匡

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乙武洋匡は日本の作家、タレント、政治活動家、YouTuberである。NPO法人グリーンバード元新宿代表であり、東京都教育委員会元教職員でもある。特殊な障害を抱えながらも大学を首席で卒業、学士号を取得するなど障害者の活躍の先駆けとなっている。『五体不満足』などの小説を執筆しており、NHKの番組出演も行っている。

他人を認める心の原点は、自分を大切にすることだ。
障害は不便です。だけど、不幸ではありません。
ボクが、バリアフリーを目指す活動を始めるようになったのは、「ボクには、ボクにしかできないことがある」という想いからだった。しかし、それはボクだけに課せられたものではない。誰にも、「その人にしかできないこと」があるはずなのだ。
人生、笑って生きられた方が絶対楽しいし、やっぱり笑っていたい。
他人や社会のために、どれだけのことができるのか。まわりの人に、どれだけ優しく生きられるのか。どれだけ多くの人と分かり合えるのか。どれもむずかしいことではあるけれど、これが実践できれば、ボクの人生は幸せだったと胸を張れる気がする。
太っている人、やせている人。背の高い人、低い人。色の黒い人、白い人。そのなかに、手や足の不自由な人がいても、なんの不思議もない。よって、その単なる身体的特徴を理由に、あれこれと思い悩む必要はないのだ。
現在地を肯定できていれば、過去に通ってきたすべての道を肯定できると思う。
置かれている環境と自分とがマッチングしているかどうかが、成果を出すうえで最も重要なポイントだ。
環境さえ整っていれば、ボクのような体の不自由な障害者は、障害者でなくなる。
誰にも、「その人にしかできないこと」があるはずなのだ。
たとえ超一流になれる素質を持っていても、環境ひとつで抜け出せないことは少なくない。
「障害は個性である」という言葉をよく耳にする。ボクには、なんだか、くすぐったい。健常者には、ただの強がりに聞こえる場合もあるようだ。子どもの頃は「特長」と捉えていたボクの障害だが、今では、単なる身体的特徴にすぎないと考えるようになった。
他人や社会のために、どれだけのことができるのか。まわりの人に、どれだけ優しく生きられるのか。どれだけ多くの人と分かり合えるのか。(中略)ただ、どれを目指すにしても、絶対に譲れない大前提があった。それは、「自分を最も大切にしながら」というものだ。
どうしてボクは身体に障害を持って生まれてきたのだろう。そこにはきっと何か意味があるのではないだろうか。障害者にはできないことがある一方、障害者にしかできないこともあるはずだ。