西郷隆盛のプロフィール画像

西郷隆盛

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西郷隆盛は幕末から明治初期の日本の政治家、軍人であり、薩摩藩下級藩士である西郷吉兵衛隆盛の長男であった。彼は学士・武士などを歴任し、大陸新政府へ劣悪な形で日本の近代化をプッシュした存在として歴史に名を残した。

予(よ)壮年より艱難と云(い)ふ艱難に罹(かか)りしゆゑ、今どんな事に出会ふ共(とも)、動揺は致すまじ、夫(そ)れだけは仕合せ也。
徳に勤むる者は、これを求めずして、財自(おのず)から生ず。
真の機会は、理を尽くして行ひ、勢いを審(つまび)らかにして動くと云(い)ふに在り。
租税を薄くして、民を裕(ゆたか)にするは、即ち国力を養成する也。
小人は己を利せんと欲し、君子は民を利せんと欲す。己を利する者は私(わたくし)、民を利する者は公(おおやけ)なり。公なる者は栄え、私なる者は亡ぶ。
天の道をおこなう者は、天下こぞってそしっても屈しない。その名を天下こぞって褒めても驕(おご)らない。
誠篤ければ、縦令(たとい)当時知る人無く共(とも)、後世必ず知己(ちき)有るもの也
耐雪梅花麗
急速は事を破り、寧耐は事を成す。
総じて人は己れに克(か)つを以(もっ)て成り、自ら愛するを以て敗るゝぞ。
万民の上に位する者、己れを慎み、品行を正しくし、驕奢(きょうしゃ)を戒(いまし)め、節倹を勉め、職事に勤労して人民の標準となり、下民その勤労を気の毒に思ふ様ならでは、政令は行はれ難し。然(しか)るに草創の始に立ちながら、家屋を飾り、衣服を文(かざ)り、美妾を抱へ、蓄財を謀りなば、維新の功業はは遂げられ間敷也(まじきなり)。
思い切ってやりなさい。責任は私がとる。
過ちを改むるに、自ら過ったとさへ思ひ付かば、夫(そ)れにて善し、其(その)事をば棄て顧みず、直(ただち)に一歩踏出す可(べ)し。
国に功労ある人には賞を与えよ。功労あるからといって、地位を与えてはならない。地位を与えるには、おのずと地位を与えるにふさわしい見識がなければならない。功労があるからといって、見識のない者に地位を与えると、国家崩壊の原因になる。
天は人も我も同一に愛す、故に我を愛する心を以って人を愛すべし。
人の志というものは何度もつらい目を経てはじめて固まってくるものである。
(税制は)上を損じて下を虐(しい)たげぬもの也(なり)。
正論では革命をおこせない。革命をおこすものは僻論(へきろん)である。
事に当たり、思慮の乏しきを憂うることなかれ。
事大小となく、正道を踏み至誠を推し、一事の詐謀を用うべからず。
人を相手にせず、天を相手にせよ。天を相手にして、己を尽くし、人を咎(とが)めず、我が誠の足らざるを尋ぬべし。
人に推すに公平至誠を以(もっ)てせよ。公平ならざれば英雄の心は決して攬(と)られぬもの也
児孫(じそん)のために美田を買わず。
正道を以(もっ)て之(これ)を行(おこな)へば、目前には迂遠(うえん)なる様(さま)なれ共(ども)、先(さ)きに行けば成功は早きもの也(なり)。
大事に望みては、機会を是非、引き起こさざるべからず
経霜楓葉丹
命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は、始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難(かんなん)を共にして国家の大業は成し得られぬなり。
文明とは道の普(あまね)く行はるゝを賛称せる言にして、宮室の壮厳、衣服の美麗、外観の浮華を言ふには非ず。