司馬遼太郎
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司馬遼太郎は日本の小説家、ノンフィクション作家、評論家。彼は大阪府大阪市出身で、1923年(大正12年)8月7日に生まれました。彼は産経新聞社記者として働きながら『梟の城』で直木賞を受賞したほか、『竜馬がゆく』『燃えよ剣』『国盗り物語』『坂の上の雲』など歴史小説の分野で新風を送りました。また『街道をゆく』などの書籍を通じて文明批評も行いました。
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人生は一場の芝居だというが、芝居と違う点が大きくある。芝居の役者の場合は、舞台は他人が作ってくれる。なまの人生は、自分で自分のがらに適う舞台をこつこつ作って、そのうえで芝居をするのだ。他人が舞台を作ってくれやせぬ。
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志を持って天下に働きかけようとするほどの者は、自分の死骸が溝っぷちに捨てられている情景をつねに覚悟せよ。勇気ある者は自分の首が無くなっている情景をつねに忘れるな。そうでなければ、男子の自由は得られん。
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仕事というものは全部を(自分で)やってはいけない。八分(はちぶ)まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分(にぶ)は誰でも出来る。その二分を人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それでなければ大事業というものはできない。