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内田百閒

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內田百閒は、日本の小説家、随筆家。夏目漱石の門下生の一人で、夢の光景のような不可解な恐怖を幻想的に描いた小説や独自の論理で諧謔に富んだ随筆を多く執筆しました。代表作は『冥途』『旅順入城式』『百鬼園随筆』『阿房列車』などです。

言葉のない音楽を聴いて出る涙は一番本物の涙だという気がする。
世の中に人の来るこそうれしけれとはいうもののお前ではなし
何事によらず、明日に延ばせる事は、明日に延ばした方がいい。
知らないと云(い)う事と忘れたと云(い)う事は違う。忘れるには学問をしなければならない。忘れた後に本当の学問の効果が残る。
金とは、常に受け取る前か、又はつかった後からの観念である。
大体お酒のみには二種類ありますね。酔いたい人と飲みたい人とです。
社会に出て役に立たぬことを学校で講義するところに教育の意味がある。
試験地獄なぞという事はあたりまえの話であって、試験極楽なんていう事があってはならぬ。
金持ちが貧乏人になるのはいい趣向ですね。しかし貧乏人が金持ちになるのはみっともない。
紀行文は、旅行の記憶を一旦忘れてから書くのが本当だ。