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エリック・ホッファー

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Eric Hofferはアメリカの独学の社会哲学者である。7歳の時に母親と離別し、15歳の時に視力を回復するが、正規の学校教育は受けていなかった。18歳の時から孤独な生活を始め、28歳の時に自殺未遂を試み全米を渡り歩き、農園で働きながら科学や数学、植物学を独学で学びマスターした。

無礼とは、強者を真似した弱者の態度である。
感受性の欠如は、おそらく基本的には自己認識の欠如であろう。
我々が影響を与えている人たちから、逆にどれほど影響を受けているかは語りつくせない。
死の持つ恐怖はただ一つ。それは明日がないということである。
不満を抱くことは人生に目標を持つことに通じる。
二百語以内で表現できない考えはない。
不完全な劣等動物である人間が、自然界において動物以上の存在になれたのは、弱点を利点に転化しうる非凡な天賦の才能による。
人間の道具と武器は、特殊器官の欠如を補って余りあり、その学習能力は、生来の技術と器官の適応能力以上のことを成し遂げた。
将来のことに気を取られると、あるがままの現在が見えなくなるだけでなく、しばしば過去をねつ造することになる。
人類を全体として愛することのほうが、隣人を愛するよりも容易である。
歴史は青年によって創られてきた。
私たちのもっとも大きな偽りは、私たちの中にある醜悪を隠すことではなく、私たちの空虚を隠すことによって形成される。そこにないものを隠すことこそ、もっとも難しい。
障碍(しょうがい)を好機に変えるとき、人間がその独自性を最大限に発揮するということは、今なお真実である。
人間の価値は、引き裂かれた複数の自己認識にある。
他人を見て何をすべきかを知る者もいれば、何をすべきでないかを知る者もいる。
人生の舵取りは、金庫の数字合わせのようなものである。つまみをひとひねりしても、金庫が開くことは稀である。前進と後退のそれぞれが、目標へ向かう一歩なのだ。
敵があなたを怖がらせる方法をよく観察すれば、敵がもっとも恐れていることを見つけることができる。
他人に対する不正を防ぎうるのは、正義の原則よりもむしろ思いやりである。
山を動かす技術があるところでは、山を動かす信仰はいらない。
飢餓線上の貧困者は生き甲斐のある生活をおくる。衣食住を求める闘争に従事することは、無用の感覚から自由になることでもある。
つまらない人間ほど、自分を重視するものである。
私が満足するのに必要なものはごくわずかである。1日2回の美味しい食事、タバコ、私の関心をひく本、少々の著述を毎日。これが、私にとっては生活の全てである。
「何者かであり続けている」ことへの不安から、何者にもなれない人たちがいる。
取るに足らないことをするときほど、私たちはもっと試したくなる。それ故に、多くの発明が玩具として誕生したという事実がある。
一日六時間、週五日以上働くな。
好きなことをする自由があるとき、人はたいてい互いの真似をし合う。
世界は我々次第である。我々が落ち込むとき、世界もうなだれているように見える。
私たちは、自分自身に対して嘘をつく時、最も大きな声で嘘をつく。