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ジョージ・バーナード・ショー

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ジョージ・バーナード・ショーは、アイルランド出身の偉人であり、文学者、脚本家、劇作家、評論家、政治家、教育家、ジャーナリストなど多彩な活動を行った。特に文学者として活躍し、ヴィクトリア朝時代から近代にかけてイギリスやアメリカ合衆国など英語圏の国々で多様な功績を残し、作品では風刺、理想性と人間性を描いたため1925年にノーベル文学賞を受賞した。

人間が賢くなるのは経験によるのではない。経験に対処する能力に応じてである。
結婚するやつは馬鹿だ。しないやつは──もっと馬鹿だ。
国家と人類に対して誰もができる最高の貢献とは、たぶん、子供を育てることだろう。
富を産まずに富を消費してはならないように、幸福を創り出さずに幸福を消費してはならない。
名声を獲得できないうちは名声を信ずることはできない。自分の体は清潔にして、よく光らせておくのがよい。あなたは窓だ。透明にしておかないと世間がよく見えない。
我々は過去への思い出によってではなく、未来に対する責任によって賢くなるのである。
人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである。
学者とは、研究によって時間をつぶす怠け者である。
酒は人生という手術を耐えさせてくれる麻酔薬だ。
あまり他人の同情を求めると、軽蔑という景品がついてくる。
人生は苦しみである。そして二人の人間の間の唯一の相違は、その人の味わっている苦しみの程度の差に過ぎない。
何かがおかしい時は、真実が隠れてないか気をつけろ。
有能な者は行動するが、無能な者は講釈ばかりする。
人類同胞に対する最大の罪は、彼らを憎むことではなく、無関心であることだ。それこそ非人間性の本質である。
いつも自分を磨いておけ。あなたは世界を見るための窓なのだ。
私の冗談の言い方は、真実を語ることである。真実は、この世の中でいちばん面白い冗談である。
精神にとって、休閑期は種まき時と同じように重要だ。肉体だって耕作しすぎたら疲れてしまう。
地獄は、名誉・義務・正義、その他の怖ろしい徳の故郷なのだ。地上の悪事はすべて、こういう名のもとに犯される。
人生における真の喜びは、偉大だと思える目的のために生きることである。
恋愛とは女が男を追いかけることだ。女のほうはじっとしているのだから、女は男を待っているかのように見えるが、それはクモが無邪気なハエを網のほうへひきつけるのと同じやり方なのだ。
みじめな気持ちになる秘訣は、自分が幸福であるか否かについて考える暇を持つことだ。
時間が十分にあれば、すべてのことが遅かれ早かれ誰のもとにも起こりうる。
理性的な人間は自分自身を世界に適応させる。非理性的な人間は世界を自分自身に適応させようと固執する。それゆえに、すべての進歩は非理性的な人間のおかげである。
私は若かりしころ、10のことを試しても9つがうまくいかないことがわかった。そこで10倍努力した。
自由とは責任を意味する。だから、たいていの人間は自由を恐れる。
成功のまさにその瞬間とは、群衆がそれとハッキリ分かる瞬間などではない。
アマチュアミュージシャンで地獄は満員だ。
嘘つきに与えられる罰は、少なくとも彼が人から信じられなくなるということではない。むしろ、彼が誰をも信じられなくなるということである。
為すべきことは、熱を与えることではなく、光を与えることなのだ。
あらゆる歴史は、天国と地獄の両極端の間にある世界の振動の記録に過ぎない。一期間というのは、その振り子の一振りに過ぎないのに、各時代の人々は、世界が常に動いているので、進歩しているのだと思っている。
女というものは、自分の身についた不潔の疑いには我慢できないのだ。
人は外国語をマスターするほど自国語をマスターする能力がない。
若さとは素晴らしいものだ。それを子供に使わせてしまうなんてなんという犯罪だろうか。
革命が独裁の重荷を解決するということは、まずない。それは独裁の重荷の担い手を変更するに過ぎない。
善行とは、悪行を慎むのではなくて悪行を望まないことである。
黄金律はないということが黄金律である。
存在するものだけを見て「なぜそうなのか」と考える人もいるが、私は存在しないものを夢見て「なぜそうでないのか」と考える。
普通の人々はお祈りしない。ただ、お願いするだけだ。
沈黙は軽蔑の最も優れた表現である。
徳は悪いことをしないということではなく、それを欲しないということのうちに成り立つ。
この世で何かまともなことをしたいと思っている男には、ガールハントのような、時間も金もかかる狩りをなしとげる余裕なんかない。
僕が思うにだ、女は女の生活をしようとする。男は男の生活をしようとする。そしてお互いに、相手を引っ張り合って、とんでもない方向に行ってしまうんだ。
教会は謙譲を教えるとともに、みずから謙譲を学ばねばならない。
相手を黙らせたからといって、意見を変えさせたわけではない。
検閲の極端な形態として名誉毀損がある。
人間ってものは自分が無鉄砲で悪い者であると思いたがる。だが、実はそのどっちでもない。ただ臆病だというだけさ。
一年に2、3回以上ものを考える人はほとんどいない。私が世界的な名声を確立したのは、一週間に1、2回ものを考えたからだ。
人は習慣を好む、なぜなら、それを作ったのは自分だから。
私は誘惑に抵抗しないことにした。なぜなら、有害なものに対して私は誘惑を感じないことがわかったからだ。
「君は悲観論者がいかなるものか知っているかい?」「誰もが自分のように不快な人間だと考え、そのために人間を嫌う人のことさ。」
女の自惚れを満足させてやるのが男の至上の歓びである。
近代の社会においては、確信のない金(かね)を持っている男は、節操のない、貧しい女よりもさらに危険である。
「人間の法律とはなんですか?」「人間を絞殺する一つの口実です」
正確に観察する能力は、それを有していない人間から皮肉と呼ばれる。
私は教師ではなく、道を尋ねられた同行者にすぎない。
常識は本能であり、それが十分にあるのが天才である。
すべての知的職業は素人に対して陰謀を図る。
自分が心から偉大な目標だと思うものに身を捧げること。言い換えれば、自分自身が廃品同様にならないうちに(自分を)心ゆくまで使い切ってしまうこと。これこそ「自然の力」であり、人生の真の喜びはここにある。
愚か者の脳みそは、哲学を愚行へ、科学を俗説へ、芸術を衒学(げんがく)へと要約してしまう。ゆえに大学教育がある。
永久に続く休暇とは、地獄の適切な定義である。
愛国心とは、自分が生まれたという理由でその国が他より勝っているという信念のことである。
グラスに半分ワインが残っているのを見て、「ああ、もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。「お、まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。
恋のことなら、どんなにロマンチックでもいいんです。
悪に対する力を持たずに、善に対する力を持つことはできない。殺人者も、英雄と同様に母親の乳が育てるのだから。
もし君と僕がりんごを交換したら、持っているりんごはやはり、ひとつずつだ。でも、もし君と僕がアイデアを交換したら、持っているアイデアは2つずつになる。
家庭は少女の監獄であり、夫人の感化院だ。
食べ物に対する愛より誠実な愛はない。
我々は恥辱の世界に住んでいる。我々は真実に存在するあらゆるものに恥をかかされる。
飢えている人間は危険な人間である。
褒め言葉を言わないかぎり、アメリカ人は私を崇拝し続けてくれるだろう。
成功の秘訣は、多数に逆らうこと。
私達の理解しているかぎりでの家庭生活は、鳥かごがインコにとって自然でないのと同じように、我々にとって自然なものではない。
良識を求めることのできない人間には三種類ある。恋をしている男。恋をしている女。そして、恋をしていない女である。
貧乏は諸悪の根源である。
私は人生を人生そのままに愛する。私にとって人生は、はかなく消え去る蝋燭の火ではなく、燃えさかるたいまつである。私は今、このたいまつを手にしている。この火を次の世代に手渡す前に、精一杯明るく燃やそうと思う。
私が一つの欲望を持つかぎり、私は一つの生きる理由を持つ。満足は死である。
女は自然が最高の完成を保全するために工夫したものであり、男は自然の命令をいちばん経済的に果たすために女の工夫したものだ。
ほとんどの人は時間をとって考えようとしない。私が国際的な名声を手にしたのは、週に2回考えたからだ。
こいつが最初三十分ばかりの幸福なら、財布をはたいても買ってやるところだよ。だがね、生涯続く幸福!これには到底耐えられないね。この世の地獄だ。
健全な肉体は健全な心の生産物だ。
できる者は実行する。できない者が教える。
真の芸術家は、妻を飢えさせ、子供を裸足(はだし)にし、七十歳になる母親に生活の手助けをさせても、自分の芸術以外のことは何もしないのだ。
年をとったから遊ばなくなるのではない。遊ばなくなるから年をとるのだ。
ある時代において目新しいものは、その二世代前に流行ったものの復活版にすぎない。
物分りのいい人は自分を世の中に適合させる。わからず屋は自分に世の中を適合させようと頑張る。だから、全ての進歩はわからず屋のおかげである。
肩書きは、中才を際立たせ、大才(たいさい)の邪魔をし、小才によって汚される。
私のやり方は、言うべき正しいことを最大限の骨を折って探し出し、その後、最大限の軽率さで言ってのけることである。
多くの人は現状を見て、なぜこうなのかと問う。私は現実にない状況を夢見て、なぜそうではないのだろうと問う。
好きなものを手に入れることが肝心だ。さもないと手に入ったものを無理に好きにさせられるはめになる。
離婚は事実において結婚の破壊ではない。むしろ、結婚を維持する第一条件である。
空想は創造の始まりである。願いごとを空想し、次に空想したことを願いだし、ついには空想したことを創造する。
哲学者は自然の水先案内人だ。
近代文明を讃美するのは、だいたいにおいて蒸気機関や電信を文明だと思いこんでいる連中である。
最も悪質な犯罪は貧困である。
結婚というものは、人間の作った制度のうちで一番放縦なものだ。結婚が人気があるのは、つまりこのためだ。
ライオンの調教師が勇敢だと思ったことはない。檻の中にいる間は、少なくとも他人に危害を加えられることはないのだから。
ある人たちは世界を見て言う。「なぜ、そうなのか?」と。ある人たちは世界を見て言う。「なぜ、そうではないのか?」と。
貧乏に対する恐怖に人生を支配させてしまえば、その報酬として食べていくことができるだろう。しかし生きることはできなくなる。
青春?若いやつらにはもったいないね。
人生には二つの悲劇がある。一つは願いが達せられないこと。もう一つはそれが達せられること。