貝原益軒
@01gr3689d3bwgeqnje6fz4g5rv
貝原益軒は、江戸時代の本草学者、儒学者であり、福岡藩士出身である。50年以上にわたり著述を残し、経学、医学、民俗、歴史、地理、教育などの分野において先駆者的な業績を挙げた。貝原は1648年、18歳で福岡藩に仕えたが、2代藩主黒田忠之の怒りに触れ、7年間の浪人生活を送ることとなった。その後、27歳のときに3代藩主光之に許され帰藩し、藩費による京都留学を行った。7年間の留学の後、黒田藩の祐筆に就任した。
![](/init-icon.png)
心は豊かにすべきであり、苦しんでばかりいてはならない。体は大いにこれを使い、働かせるべきで、休めすぎてはいけない。自分の心身を過保護にすべきではない。美酒を飲みすぎ、色を好み、体をいたわりもせず、怠け、横になってばかりいるのは、自分自身を過保護にするだけで、かえって体には害となる。
![](/init-icon.png)
養生の道は、元気を保つことが根本である。これにはふたつの方法がある。ひとつは元気をそこなう原因を取り去り、生気をとりもどすこと。もうひとつは、元気をとりもどしたならば飲食と日頃の活動に気をつけて元気を養うこと。