ショーペンハウアー
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アルトゥール・ショーペンハウアーは1788年、ドイツのダンツィヒに生まれた哲学者。当時の国際語であったフランス語を学び、『意志と表象としての世界』という著書で著名な存在となりました。
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精神の豊かな人は、まったくの孤独の中でも、おのれひとりの想念や幻想にすばらしい楽しみを見出すことができるが、愚か者の場合は、社交、観劇、遊山、宴会などが入れ替わり立ち替わり絶えることなく続いても、死ぬほどの退屈から彼を防ぐ手立てはないのである。
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はなはだしい災難は別にして、善悪いずれの場合にも、重大なのはその人にどんなできごとが起こったかということより、その人がそのできごとをどう受け止めたか、つまり、さまざまな観点から見たその人の感受の仕方や度合いである。