東井義雄
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東井義雄は、日本の教育者、浄土真宗僧侶である。1912年4月9日に兵庫県豊岡市但東町佐々木の東光寺に生まれ、1932年に姫路師範学校を卒業した。卒業後、豊岡小学校赴任を皮切りに、55年間の教員生活を行った。1972年に八鹿小学校校長を最後に定年退職し、翌年より姫路学院女子短期大学、兵庫教育大学の講師を務めたが、1987年に辞任した。その後、1991年急性硬膜下出血で亡くなった。
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いのちの方はうんともすんともいわずにちぢまっているというのにひげが のびているいやうんともすんともいわずに刻々ちぢんでいくいのちをわたしにしらせるためにそっとひげが信号を送ってくれているのかもしれない
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ものほしげなキョロキョロした目おちつきのないイライラした目うるおいのないカサカサした目何かに頭を縛られた偏った目ではしあわせのどまんなかにいてもしあわせなんか見ることもいただくこともできないまませっかく恵んでいただいた二度とない人生をむなしく過ごしてしまうことになるのだ
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せっかく この世に出していただきながら聞くために耳もいただきながら聞こうともせずに求めようともせずに目をあけたままいねむりしてきたのです(中略)わたしは六十年も目をあけたままいねむりを続けてきたのです
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牛のようによろこびの日も かなしみの日も大いなるものの誓いを信じ願いをかみしめひと足 ひと足ひと事 ひと事ひと時 ひと時を踏みしめ 踏みしめ大切に生きさせていただくのでなかったらどんなに忙しく生きてもせっかくいただいた ただ一度の人生をむなしく過ごしてしまうことになるのだ
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牛のようにそのひとつひとつをなんべんもなんべんもよくよく噛み砕き味わいおりにふれことにふれてそれを なんべんもなんべんも はみ返し完全消化して 血にし 肉にし 骨にし生きざまの上に活かさせてもらうのでなかったらいくら読んでも 聞いてもむなしい